...珊瑚海海戦は、日本の南進方針が大きく修正されるきっかけとなった...
...主力をポー川左岸に冬営していた墺軍の新司令官老将ボーリューはゼノバ方面に対する仏軍活動開始せらるるを知り南進を起し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...一度南進した火先は...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...南進という語を用うるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の意味での南進に傾いていたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井をして南進策を抛棄(ほうき)せしめているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の南進か北進かに...
中里介山 「大菩薩峠」
...南進を目標とする決心が昨夜のうちに定まったと見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...北進を捨てて南進策を取ったからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが更に七百年ほど経過すると、鉄器で武装した新しい民族がアルプスを越えて南下し、初めはポーの流域に集結したが、次第に南進して、ウンブリアからアペニンを越えてテベレの東方一帯の地に定住した...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...兵隊を南進させよる...
火野葦平 「花と龍」
...小石川後楽園の東宝主催南進の夕といふのへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アルメディ国はロシア南進の緩衝地帯となっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...下江南進して来た場合...
吉川英治 「三国志」
...江(こう)に添って徐々南進の態勢にあります...
吉川英治 「三国志」
...新田勢の南進を刻々耳にしはじめてからは...
吉川英治 「私本太平記」
...徐々南進中に候う」また...
吉川英治 「新書太閤記」
...柳ヶ瀬越えの境から大挙南進して来たということは...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分は海岸寄りの低地を南進し...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索