...珊瑚海海戦は、日本の南進方針が大きく修正されるきっかけとなった...
...また一部南進論者は三年後には米国の製艦により彼我海軍力に大きな差を生ずるから今のうちに開戦すべしと論じている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ちょうど大通りの並木に平行して全速力で南進して行くのであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...南進策を取るとしてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...南進という語を用うるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の南進か北進かに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが更に七百年ほど経過すると、鉄器で武装した新しい民族がアルプスを越えて南下し、初めはポーの流域に集結したが、次第に南進して、ウンブリアからアペニンを越えてテベレの東方一帯の地に定住した...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...兵隊を南進させよる...
火野葦平 「花と龍」
...小石川後楽園の東宝主催南進の夕といふのへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...川上正夫を誘って、タクシー、南進、吉田バーへ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九時には了り、南進タクシー、吉田バー...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アルメディ国はロシア南進の緩衝地帯となっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ここに、曹、玄、呂の三軍は一体となって、続々、南進をつづけ、陣容は完(まった)く成った...
吉川英治 「三国志」
...江(こう)に添って徐々南進の態勢にあります...
吉川英治 「三国志」
...それを措いて南進するのは無謀であり...
吉川英治 「私本太平記」
...徐々南進中に候う」また...
吉川英治 「新書太閤記」
...柳ヶ瀬越えの境から大挙南進して来たということは...
吉川英治 「新書太閤記」
...が南進を始めて見ると...
和辻哲郎 「鎖国」
...自分は海岸寄りの低地を南進し...
和辻哲郎 「鎖国」
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