...南条や五十嵐もかなり奇異なる武士であったけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の鼻を明かしてやろうと意気込むものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なるほど」南条力はいい気になって頷(うなず)いてそれを聞いている取合せが...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の先生、こいつも焼けていますぜ、五十嵐の先生、もう一ついかがでございます」と言って、木の枝をうまく渡して、焚火に燻(く)べておいた餅を片手で摘(つま)み上げ、「碓氷峠の名物、碓氷の貞光の力餅というのがこれなんでございます」得意げに餅を焼いて、二人にすすめ、「何しろ源頼光の四天王となるくらいの豪傑ですから、碓氷の貞光という人も、こちとらと違って、子供の時分から親孝行だったてことでございますよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「待ち兼ねていたわい」南条力は低い声でこう言って馬の前に立ち塞がると...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして、がんりきは南条、五十嵐らにつかまってその用を為すに至り、七兵衛は山崎譲につかまって、何かの手助けをせねばならぬ因縁が結ばれたものと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを察した山崎らは、事の発せざるうちに、その巣窟を覆(くつがえ)してしまわなければならぬ――蓋(けだ)し、南条、五十嵐らは強力(ごうりき)に身をやつして都合五人で、この山道へ分け入ったけれども、必ず何れかに根拠地があって、そこでひとたび合図をすれば、なお幾多の同志が続々と集まって来ることにはなっているだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に南条力は...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の部屋へ入ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条や五十嵐がこの家に出入りしていること...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力の東漂西泊ぶりもまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条は多分荻野山中に逗留(とうりゅう)していることだろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の南条力と五十嵐甲子雄は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ネンヨネンネのお守はどこへいた南条おさだへ魚(とと)買いにチーカロンドンパツカロンドンツアン「茂だな...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうちの一人は南条力(なんじょうつとむ)であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条は少々得意になり...
中里介山 「大菩薩峠」
...水晶のいはほに蔦の錦かな南条より横にはいれば村社の祭礼なりとて家ごとに行燈(あんどん)を掛け発句(ほっく)地口(じぐち)など様々に書き散らす...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...その下には侍大将の南条左衛門高直以下の勢(ぜい)六万騎と...
吉川英治 「私本太平記」
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