...すなわち仮りの名を南条と呼ばれていた破牢者でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると南条は立ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて室内の四方へ眼を配った二人のうち南条は...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条だ」と言ってなれなれしく近寄って来たので...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に南条力は...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条や五十嵐がこの家に出入りしていること...
中里介山 「大菩薩峠」
...いきなり南条にぶっつかって...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力の東漂西泊ぶりもまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の前でこぼしているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...先輩として敬服しているのはここの南条先生であるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力も、五十嵐甲子雄も昔のこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして、その死物狂いの逃げっぷりを面白がって、足をとどめてながめているが、ながめられるがんりきの方は、たしかに冗談事ではなく、大童(おおわらわ)で、眼は血走って、脇差を振り廻しながら、唐人小路を走る時には、人の悪い南条と、五十嵐との姿は、いつか見えなくなってしまう...
中里介山 「大菩薩峠」
...ロクなことがないといっても、南条や、五十嵐あたりとは、いたずらのスケールが違うから、飛騨の高山へ来ても、高山の天地を動かすようなことはしでかすまいけれど、高札をよごすくらいのことはやりかねぬ奴です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうちの一人は南条力(なんじょうつとむ)であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条、五十嵐のほかのもう一人は、やはり同じように髻(もとどり)をあげた壮士でありまして、才気風(ふうぼう)、おのずから凡ならざるものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条は少々得意になり...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ず殺す男だ」百六十三南条の言葉を聞いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...奇怪(きっかい)な奴だ――」百六十六南条力がこう言ってよたとんを睨(にら)みつけると...
中里介山 「大菩薩峠」
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