...おたがいに籠の鳥だ」「南条――」ここで両人の話が暫らく途切れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条は外まわりの総高塀(そうたかべい)を背にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条はその短刀の鞘を払って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お察しの通り」南条は落着いたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条を驚かしたより多く五十嵐を驚かしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条は旧友に会うような態度でその方へと進んで行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...焚火をしてなにものをか待っていた南条力でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...よっぽど割だぜ」南条...
中里介山 「大菩薩峠」
...況(いわ)んや南条から交換条件の意味であってもなくても...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の力でそいつをひとつ片づけてくれまいか」意外にも南条の頼みというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは南条力に頼まれたからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条らの一味は、その以前から山崎が江戸へ出るということを探り知って、それを老女の家まで合図をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の居間の前で、その足音が止まると、「南条殿、おいででござりますか」障子を颯(さっ)と押開いたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力は横の方を向いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...左の手を上手にあしらって少しばかり働いて、それから、さいぜん親爺が寝ていた空俵の畳へみこしを据(す)えてしまって、燗の出来るのを待っているうちに、何か思い出して、「南条先生も、ずいぶん人が悪いや」とつぶやいてニヤリと笑う...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力が首を左右に振り立てました...
中里介山 「大菩薩峠」
...土方あたりに見られる! 幕臣は駄目だ」南条は...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条高直の戦死も...
吉川英治 「私本太平記」
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