...南京虫(なんきんむし)のことだのを考えつづけた...
芥川龍之介 「馬の脚」
...ここにもやはり南京虫が居ります...
大杉栄 「獄中消息」
...南京虫(なんきんむし)や...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...南京虫(なんきんむし)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...ハト(南京虫)にもやられていて...
高見順 「いやな感じ」
...ああ!十一月六日七日八日九日南京虫に苦しめられた...
種田山頭火 「其中日記」
...あなたは南京虫よ...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...「南京虫其他寄生虫の無之事を証明候也」という珍妙なもので...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...この南京虫とはやはり同様の心理に支配されてるんだろう...
夏目漱石 「坑夫」
...南京虫の数が違わないとも限るまい...
夏目漱石 「坑夫」
...水夫がその南京虫(なんきんむし)の待ちくたびれている巣へもぐり込んだのは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...南京虫のように押しつぶしちまえばいいんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ただの一匹でも南京虫が俺を刺したが最後...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...人間の肝臓が果して南京虫予防の妙薬かどうか...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...不図(ふと)太鼓の音が南京虫にくわれて痒(かゆ)い耳についた...
宮本百合子 「刻々」
...舞台に大きい張りものの南京虫が出て来るのでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...南京虫(ナンキンむし)!」赤と青の角燈の光が...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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