...いかに茂吉が美術の方にも卓越した観照眼を持っていたかを示(しめ)したかったからである...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...その卓越した頭脳力をもって...
海野十三 「蠅男」
...ただヘーゲルはその卓越した洞察にも拘らず...
戸坂潤 「科学論」
...一応は最も卓越した方法論を示したものは...
戸坂潤 「科学論」
...処が卓越した本物の社会科学者さえが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼が新知識と新思想との卓越した紹介者だったからである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...プラグマティズムに於ける卓越した観点は...
戸坂潤 「辞典」
...カントの卓越した見識に数えていい...
戸坂潤 「辞典」
...実は同時に仲々卓越した人間通だという結論になる...
戸坂潤 「社会時評」
...卓越した印象はこの時その卓越さが証明される...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...之も亦組織立った卓越した仕事であると考えられる...
戸坂潤 「読書法」
...どんなに卓越した「芸術論」があったにしてもだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...もし道徳をそういう意味で使うことがいけないと云うなら(実際は卓越した常識はそういう風に使っているのだが)...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...おそらく釈尊ほど卓越した修辞家はありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...卓越した作品を平易に作る時ほど...
柳宗悦 「工藝の道」
...私はそこに卓越した彼を見ることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...あの卓越した天平(てんぴょう)の布に...
柳宗悦 「工藝の道」
...特に初期に属する単純なものに卓越したものをしばしば見かけます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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