...』成程古今無類の卓説である...
石川啄木 「雲は天才である」
...世界の有力家が名論卓説を吐く中にも...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...K博士の卓説の御利生(ごりやく)でもあるまいが...
内田魯庵 「四十年前」
...アノ雑誌のなかに名論卓説がないからつまらないというのではありません...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...私は名論卓説を聴きたいのではない...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...れいの独り合点の卓説を吐いたりなどしてゐたものだが...
太宰治 「津軽」
...あたら卓説も瓦礫(がれき)に等しく意味無きものと相成るべく...
太宰治 「花吹雪」
...これは卓説であるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...この卓説の、もっと具体的なことは、大阪市の顧問にでもなってから発表する...
直木三十五 「大阪を歩く」
...學界に先覺者出でて名論卓説を吐き...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...どんな卓説でもちょっと困るのである...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...藤波氏の名論卓説には...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「今日の先生の彼(あ)の卓説は如何(どう)だい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...国史のワニは決してでなく鮫だという事を明治二十六年頃の『日本』新紙に書いた人があったがなかなかの卓説だ...
南方熊楠 「十二支考」
...『乱脛三本鑓(みだれはぎさんぼんやり)』に「下女を篠山に下し心に懸る山の神なく」とあると無署名で書いたは卓説だ...
南方熊楠 「十二支考」
...これがまた驚嘆に値する卓説で...
武者金吉 「地震なまず」
...やかましい卓説をもっていたものだ...
吉川英治 「押入れ随筆」
...守屋東女史などの卓説を...
吉川英治 「折々の記」
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