...卓見を持つ仕事が多いので、良い机と椅子を揃える必要がある...
...卓見を担当する先生が試験範囲を教えてくれるので、助かる...
...学生時代には、卓見や参考書を読むことが多かった...
...この仕事のためには、幅広い卓見が必要になるので、新しい書籍を買い漁っている...
...仕事でもプライベートでも、卓見が豊富であることは常に役立つ...
...敢然として斯(か)う云ひ得た彼の卓見と自信とは偉とすべきです...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...左ノ四名ニ告グ汝等ハ偏狭ニシテ「ヒステリイ」的ナル思想ヲ以テ、社会ト戦ヒ、且ツ破壊セムトス……強者即チ男姓ニ依ツテ作ラレタル過去現在ヲ………汝等ノ言ハ常ニ婦人ノ権利ヲ要求シテ、義務ヲ提供セズ、是レ婦人若クハ小児ノ通有性(性は消してあります)ナル「人間以下ノ人間」ヲ示スモノニシテ、如何ニ安酒ヲ飲ムニ於イテ贅ヲ尽スニ於テ、男姓ヲ凌ガムトスル処カアルモ、確固タル卓見、思想ヲ無シト語ルノミ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...あれだけの卓見を有しながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...吹飛ぶ前にゼムリヤ号の船体はばらばらに解体していなければならんと思うのです」「それは卓見だ...
海野十三 「地球発狂事件」
...ちかごろ聞かぬ御卓見...
太宰治 「喝采」
...雲の生成に凝縮心核を考えているのは卓見である...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...近代ブルジョアの観念らしい卓見であるが...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...殊に歐陽修が十翼を以て一人の手に成つたものでないとしたのは卓見と稱すべきである...
内藤湖南 「易疑」
...此等は今日から觀ると非常な卓見と謂はなければならない...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...時々この人の卓見を現はして居るのがあつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...一世紀前に蒙古まで皇國の勢力範圍に入れんとした卓見家は...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...そして所々非常な卓見にも遭遇しますが...
中原中也 「近時詩壇寸感」
...もっとも卓見とはいうものの...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...しかし益軒の卓見がうかがい知られる...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...外國人の批評だと買ひ被つてあんなものまでも卓見があるやうに云ふ人がありますが...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...ずいぶんなご卓見(たっけん)です...
宮沢賢治 「紫紺染について」
...こは眞の卓見なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...時代を抽(ぬき)んずる非常な卓見と言わなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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