...卓見を持つ仕事が多いので、良い机と椅子を揃える必要がある...
...卓見を担当する先生が試験範囲を教えてくれるので、助かる...
...学生時代には、卓見や参考書を読むことが多かった...
...この仕事のためには、幅広い卓見が必要になるので、新しい書籍を買い漁っている...
...仕事でもプライベートでも、卓見が豊富であることは常に役立つ...
...確かにすぐれた卓見であったのですし...
石原純 「メンデレーエフ」
...今更ら卓見(たくけん)であつたのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...べつだん卓見を述べたわけではないのである...
太宰治 「もの思う葦」
...頭から湯気を立てて論じているのを僕も多少読んでは見たが読者を首肯せしめるほどの卓見には接しなかった...
辰野隆 「芸術統制是非」
...ボルツマンがこのような混乱系の内部の排置の公算(プロバビリティ)をエントロピーと結びつけたのは非常な卓見で物理学史上の大偉業であった...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...これも一つの卓見であると言われよう...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...長岡博士や故寺田寅彦博士の地球物理学方面の独創的な卓見は興味あるものだし...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...夫が何か驚くべき卓見でもあるかのように感心されるのを見るからで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...時々この人の卓見を現はして居るのがあつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...寺田先生の「映画と連句」が如何にも卓見であったということである...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...これは非常な卓見であって...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...いかにも卓見ということが出来るであろう...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...もっとも卓見とはいうものの...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...総じて経済過程に留意する近来の維新史家たちに卓見として同意を表する向もあるがあんまりそれでは穿(うが)ち過ぎて...
服部之総 「志士と経済」
...『新古今』を学ばずして『万葉』を学びたる卓見はわが第一に賞揚せんとするところなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...外國人の批評だと買ひ被つてあんなものまでも卓見があるやうに云ふ人がありますが...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...読売新聞の時評(美濃口時次郎)はいち早くこの卓見に同調して...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...以是人皆服君卓見...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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