...卓子の上に花瓶を飾った...
...宴会で席の卓子が倒れた...
...書斎に卓子を用意して勉強している...
...和室に似合う卓子を探している...
...ローテーブルと卓子のどちらがいい?...
...社長は卓子(テイブル)の下を這つて向うへ抜けて...
石川啄木 「菊池君」
...彼は、半帛(ハンカチ)で、それを拭(ぬぐ)おうとして、紙面に顔を近づけた瞬間、ウムと呻(うめ)くと、われとわが咽喉を掻(か)きむしるようにして、其儘(そのまま)、肥(こ)えた身体を、卓子の上に、パタリと伏せ、やがて、ダラリと動かなくなった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...(「報知新聞」昭和五年九月二十六日)決闘茶卓子(ティテーブル)の上にワイングラスが二個...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...卓子(テーブル)の上にも...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...卓子(テーブル)から卓子へ移って秘奥(ひおう)をつくし...
谷譲次 「踊る地平線」
...卓子(テーブル)の賭(ステイキ)面のほうは一二三・四五六と三つずつ一線に縦に進んでいるが...
谷譲次 「踊る地平線」
...真白な布をかけた卓子が規則正しく並べてあった...
豊島与志雄 「反抗」
...彼が絵具箱や其他を卓子の上に置いていると...
豊島与志雄 「二つの途」
...柏樹の大木のもとの粗末な卓子に倚って...
豊島与志雄 「北支点描」
...鏡台を卓子(テーブル)の上に立てました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やつぱり紫檀(したん)の卓子(テーブル)でぢかに遊(あそ)ぶといふのが本格的(ほんかくてき)で...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...猿のように小さな卓子を囲んで箸を動かせる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...中央の大きな卓子にはホテルの主人夫婦が珈琲を飮んでゐた...
堀辰雄 「旅の繪」
...卓子を叩きながら...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...客に卓子(しつぼく)料理を饗した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丸卓子(テーブル)の向うの仄(ほの)暗い右側には...
夢野久作 「白菊」
...私はこうして昨夜(ゆうべ)岩形氏と洋装の女が対座していた卓子(テーブル)を見付け出すつもりであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...部屋のアザミの造花のおかれた卓子に...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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