...卓子の上に花瓶を飾った...
...宴会で席の卓子が倒れた...
...書斎に卓子を用意して勉強している...
...和室に似合う卓子を探している...
...ローテーブルと卓子のどちらがいい?...
...縁に近く晩の卓子臺を圍んで居たが...
泉鏡花 「遺稿」
...卓子(テイブル)の蔽(おおい)に曲げて...
泉鏡花 「婦系図」
...ひとりでにするすると卓子の上を走り出すことだった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...係官と共に小卓子の側に歩みよった...
海野十三 「地獄の使者」
...死者の前にあった小卓子の上に並んでいる皿や酒壜や灰皿などの写真を小林の手へ渡し「このテーブルの上に二十七点ばかりの品物がのっていますがね...
海野十三 「地獄の使者」
...警察の卓子(テーブル)の上に拡(ひろ)げられた数々の遺留品(いりゅうひん)を一つ一つ手にとりあげながら...
海野十三 「赤外線男」
...例のお仲間の卓子を正面に見るようなところだったので...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...それから旦那様の部屋にいって灰皿を卓子(テーブル)のうえから取り落し(たことにして実は指先でちょいとついたのだった)...
海野十三 「什器破壊業事件」
...彼は卓子(テーブル)に私と一緒にかける船客の中の何誰(どなた)かであるかもしれません」「彼はわしかもしれんな」と機嫌のいいさげすみを持って...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...亡骸を廣間の卓子のうえに安置した時...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...卓子の上に眼を据えて...
豊島与志雄 「常識」
...一度などは知事とひとつ卓子で食事をしたこともあると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私は卓子(テエブル)の方へ行かうとしてゐると彼女は昔とまるで異(ちが)はぬ命令口調で私にじつと坐つてゐるやうにと云つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...たつた一人で普通の食慾を持つて百人前の御馳走の卓子(テエブル)に着いたやうな氣がした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...部屋の真ン中の大卓子の上には...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...ジョバンニはすぐ入口から三番目の高い卓子に座った人の所へ行っておじぎをしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...老人が私の卓子(テーブル)へ来て差向いの椅子に掛けた...
山本周五郎 「青べか物語」
...それからこの遺言書をこの卓子(テーブル)の上で見付けると直ぐに一つのトリックを思い付て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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