...蠅を山上へ葬って卒都婆をたてた...
田中貢太郎 「蠅供養」
...丈余の卒都婆(そとば)をストリと二つに切って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ氷片のような卒都婆の残骸が...
中里介山 「大菩薩峠」
...二つに切られた卒都婆を見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...卒都婆が二つに切れていますこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...梵字と経文の卒都婆の半分を...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪は卒都婆を縁の上へ置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の法衣(ころも)もこの通りに切れていますよ」「ええ?」「その卒都婆と同じように...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の身代りにその卒都婆が斬られたんでしょう」「誰が斬ったのでしょう」「誰か知りません」「怖いことね」お雪は慄(ふる)え上って思わず小庭の方を見廻しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いま卒都婆小町(そとばこまち)が授けた短冊に向って歌を案じている...
中里介山 「大菩薩峠」
...小町塚でしょう」「はい」「卒都婆小町...
中里介山 「大菩薩峠」
...その卒都婆もまだ新しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...卒都婆もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...汀の波には卒都婆を弄(もてあそ)ぶ波の群れのみ昨日に変りありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...卒都婆は流れ流れて人の拾うものもなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...卒都婆(そとば)石...
柳田國男 「日本の伝説」
...景清▼同十一年(六十二歳)卒都婆小町▼同十三年(六十四歳)石橋(前記)▼同十四年(六十五歳)赤頭道成寺...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...身寄りの者が建てたらしい卒都婆(そとば)が毎日のようにふえていた...
吉川英治 「私本太平記」
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