...卒然と言われたことに驚いた...
...ふとしたことで卒然と気分が変わることがある...
...やる気がなかったけれど、友達からの一言で卒然と気持ちが引き締まった...
...彼の卒然とした態度に私は不信感を抱いた...
...卒然とした態度で彼女からの告白を受け流してしまった...
...それからあたかも卒然(そつぜん)と天上の黙示(もくじ)でも下(くだ)ったように...
芥川龍之介 「十円札」
...かかる折から卒然崛起(くっき)して新文学の大旆(たいはい)を建てたは文学士春廼舎朧(はるのやおぼろ)であった...
内田魯庵 「四十年前」
...卒然とこえをひそめて辞意を洩らした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...卒然として古典の思想と現代とを結びつけるのが無意味であることは...
津田左右吉 「日本精神について」
...それで卒然として立ち上ったものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも余の耳の底に卒然と鳴り渡る...
夏目漱石 「思い出す事など」
...卒然(そつぜん)Kに脅(おびや)かされるのです...
夏目漱石 「こころ」
...卒然、襯衣(シャツ)一枚になって素足で庭へ飛び出した...
夏目漱石 「それから」
...卒然としてこの錯雑紛糾した事件の真相を洞察(みぬい)てしまった...
久生十蘭 「魔都」
...私は卒然(いきなり)バタバタと駈出し...
二葉亭四迷 「平凡」
...卒然(いきなり)匿(かく)してた棒を取直して...
二葉亭四迷 「平凡」
...卒然(いきなり)障子をガラッと開けて...
二葉亭四迷 「平凡」
...卒然(いきなり)下宿を飛出して...
二葉亭四迷 「平凡」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...卒然ものを問はれたるときは...
森鴎外 「舞姫」
...孫次郎の顔に卒然として力が溢れた...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...無為に閉じ籠(こ)められる時――卒然として...
吉川英治 「宮本武蔵」
...卒然(そつぜん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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