例文・使い方一覧でみる「卒」の意味


スポンサーリンク

...19兵たち兵たちは十字架の下にクリストの衣(ころも)を分(わか)ち合つた...   19兵卒たち兵卒たちは十字架の下にクリストの衣を分ち合つたの読み方
芥川龍之介 「続西方の人」

...私は札幌農学校を明治三十四年に業しましたが...   私は札幌農学校を明治三十四年に卒業しましたがの読み方
有島武郎 「農場開放顛末」

...わが忠愛なる士のために忍ばざらんや」と...   わが忠愛なる士卒のために忍ばざらんや」との読み方
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」

...いやに直なんて態度を要求する...   いやに卒直なんて態度を要求するの読み方
太宰治 「渡り鳥」

...何それによって御承知下さるよう願い上げます...   何卒それによって御承知下さるよう願い上げますの読み方
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」

...捕は不審しながら進んで往った...   捕卒は不審しながら進んで往ったの読み方
田中貢太郎 「雷峯塔物語」

...「君は従だったのかね」と...   「君は従卒だったのかね」との読み方
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」

...匆(そうそつ)な結論をしてはいけないと思って...   匆卒な結論をしてはいけないと思っての読み方
寺田寅彦 「蒸発皿」

...直にいうと、これらの理論は眼新しくて、また非常に高遠に見えるので、余りよくは分らないが結論だけは間違いないだろうから、その結論の上に立って自分の議論を進めようという気持のようにも思われる...   卒直にいうと、これらの理論は眼新しくて、また非常に高遠に見えるので、余りよくは分らないが結論だけは間違いないだろうから、その結論の上に立って自分の議論を進めようという気持のようにも思われるの読み方
中谷宇吉郎 「科学と文化」

...さる大学の文科を業するまで...   さる大学の文科を卒業するまでの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...どうしても中といふ見立てなら...   どうしても卒中といふ見立てならの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...本當に中で死んだのなら...   本當に卒中で死んだのならの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...中学を業してもまだ極(きま)らずに居たのだ...   中学を卒業してもまだ極らずに居たのだの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...その時のピエエルは高等学校を業したばかりで...   その時のピエエルは高等学校を卒業したばかりでの読み方
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」

...「しかし、ご家老――」「わかっている」と彼もおだやかに答えていた、「それはみんな済んだこと、と、おぬしは云いたいのじゃろう、いかにも済んで了(しも)うた、済んで、このような窘窮(きんきゅう)が来たのじゃ、打開の道を、われらは蝦夷への移住と考えた、したが、おぬしらは、それを薩長政府への愁訴と考えておる、一万五千石を六十五石に削った政府――家臣七百名の士籍を剥奪(はくだつ)し、ご同様、当日より路頭にまよわしめた政府――その政府におぬしらは哀願しようともくろんでおる」「ご家老!」「誣言(ぶげん)か?」と、彼はその声の方をじろりと見た、「お家を復興するという名にかくれて――あからさまに云うて進ぜよう――あわよくば家禄の恢復(かいふく)も、と、ゆめみておるのじゃ、万にひとつも、さよう、お慈悲によって――じゃ、秩禄を受けたとしてもそれが何程のことである? お聞き及びはなかったか? 宗藩ご本家にしてからが、ご一門の身でありながら百三十俵、士族どもに到(いた)っては、上等の五十五俵、中等は二十五または十六俵、下等には十二俵、八俵と、このお定めも耳新しい、これは二十八万石になしおかれたご本家のこと、そのときわれらのもとには何があった?――何も無かった、一俵のご扶持米もおさし廻(まわ)しは無かったのじゃ」「しかし、ご家老――」「まだおわかりにならぬか、――それにひきかえ、土地は年々産みだすもの、われらこのたび求めた北海道の土地は、広袤(こうぼう)百里、埴土(しょくど)肥厚、かならず百年の計が立ちまする」「なるほど――そこでわが殿はどうなります?」「その土地のあるじになる」「なんと、あるじ? と、土民の謂(いい)ではござらぬか、おいたわしい――ご家老」「何です?――」と阿賀妻はひらき直った...   「しかし、ご家老――」「わかっている」と彼もおだやかに答えていた、「それはみんな済んだこと、と、おぬしは云いたいのじゃろう、いかにも済んで了うた、済んで、このような窘窮が来たのじゃ、打開の道を、われらは蝦夷への移住と考えた、したが、おぬしらは、それを薩長政府への愁訴と考えておる、一万五千石を六十五石に削った政府――家臣七百名の士籍を剥奪し、ご同様、当日より路頭にまよわしめた政府――その政府におぬしらは哀願しようともくろんでおる」「ご家老!」「誣言か?」と、彼はその声の方をじろりと見た、「お家を復興するという名にかくれて――あからさまに云うて進ぜよう――あわよくば家禄の恢復も、と、ゆめみておるのじゃ、万にひとつも、さよう、お慈悲によって――じゃ、秩禄を受けたとしてもそれが何程のことである? お聞き及びはなかったか? 宗藩ご本家にしてからが、ご一門の身でありながら百三十俵、士族どもに到っては、上等の五十五俵、中等は二十五または十六俵、下等には十二俵、卒八俵と、このお定めも耳新しい、これは二十八万石になしおかれたご本家のこと、そのときわれらのもとには何があった?――何も無かった、一俵のご扶持米もおさし廻しは無かったのじゃ」「しかし、ご家老――」「まだおわかりにならぬか、――それにひきかえ、土地は年々産みだすもの、われらこのたび求めた北海道の土地は、広袤百里、埴土肥厚、かならず百年の計が立ちまする」「なるほど――そこでわが殿はどうなります?」「その土地のあるじになる」「なんと、あるじ? と、土民の謂ではござらぬか、おいたわしい――ご家老」「何です?――」と阿賀妻はひらき直ったの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...」(兵三これを嚥下す...   」(兵卒三これを嚥下すの読み方
宮沢賢治 「饑餓陣営」

...」(兵四これを嚥下す...   」(兵卒四これを嚥下すの読み方
宮沢賢治 「饑餓陣営」

...ツァウォツキイは胸に小刀を挿していながら、押丁どもを馬鹿にして、「犬め、極め、カザアキめ」と罵った...   ツァウォツキイは胸に小刀を挿していながら、押丁どもを馬鹿にして、「犬め、極卒め、カザアキめ」と罵ったの読み方
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」

「卒」の読みかた

「卒」の書き方・書き順

いろんなフォントで「卒」

「卒」の英語の意味

「卒なんとか」といえば?   「なんとか卒」の一覧  


ランダム例文:
上昇させる   無原則に   漢織  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
原点回帰   百姓一揆   門外不出  

スポンサーリンク

トップへ戻る