...彼は卑賤な家柄から上り詰めた人物だ...
...その男は卑賤な仕事しかできないと見られている...
...卑賤な行為をしても得られるものはない...
...彼女を卑賤な立場に追い込んでしまった...
...卑賤な制度を改めるためには、大胆な改革が必要だ...
...卑賤(いやし)くなるもまたこれを暁(さと)らざるなり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...普通に卑賤(ひせん)と称している労働...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...こういう芸術を徳川時代の民間の卑賤(ひせん)な芸人どもはちゃんと心得ていたわけである...
寺田寅彦 「生ける人形」
...わが見る所卑賤なる素生にあらず此將士...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...卑賤(ひせん)と醜悪とのうちに余生を終わろうとしている! それでよし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの露(あら)わな足、露わな腕、ぼろ、無知、卑賤(ひせん)、暗黒、それらは理想の実現のために使用し得らるるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...徹底的の卑賤の出身が...
中里介山 「大菩薩峠」
...さるを卑賤(さも)しき營業(なりはひ)より昇りて...
樋口一葉 「花ごもり」
...素(も)と卑賤に身を起し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それも總括的に文藝其物に就てでなく新聞紙の如きあらゆる階級に――階級といつても上下卑賤を指(さす)のではない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...熟々(つく/″\)考へる迄も無く吉村忠雄氏又は次郎生の如きは「上下卑賤の階級」の最も卑賤なる部類に屬する人に違ひない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...考へて見ると吉村忠雄氏又は次郎生の如き「卑賤民」は數に於て恐るべき勢力を持つてゐるのであるから...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自ら卑賤に身をおとし世を捨て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すっかり家事にかかり切っている人々に見うけられる・あの張り切った・心配に充満した・卑賤な心づかいと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったくこんなつまらぬ卑賤な主題には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...忠言あらば卑賤の者たりとも採用すべきこと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...卑賤(ヒセン)ニ依ラズ...
吉川英治 「私本太平記」
...いかなる創作も虚偽であり卑賤であるとは言えないはずではないか...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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