...満洲進出についての卑見を申し送つた...
種田山頭火 「其中日記」
...その可能の範囲程度並びにその実用的価値の標準等につきて卑見を述べ...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...読者は吾等の卑見を以て...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...これ余の卑見とは正反対なるを以て余は大(おおい)に※懼(きく)疑惑の念を抱(いだ)けり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余の卑見(ひけん)を以てすれば...
永井荷風 「日和下駄」
...わたくしの卑見を叩きに来たのである...
永井荷風 「来訪者」
...諸君の前に卑見を開陳すべき第一の機会を捕(とら)えた私は多大の名誉と感ずる次第であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...その前ちょっと卑見を開陳(かいちん)してご高慮を煩(わずら)わしたい事がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いかなる卑見(ひけん)も黄金(おうごん)の値(あたい)を有するにいたる...
新渡戸稲造 「自警録」
...卑見によれば、當然の歸結として非協同を伴ふところの非暴力か、妥協的な協同――即ち障碍を伴ふ協同への復歸か、そのいづれか一つを選ぶべきであると思ふ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...第一巻第一号には時の総理大臣大隈〔重信〕伯に進言せる卑見書を発表した...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...余はここにおいて卑見を述べ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...余はここにおいて卑見(ひけん)を述べ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ここに掲げていただきましたような題の下に卑見の一端を申上げさせて頂こうかと存じまして...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...とくにこの方面について卑見を申し上げ...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...先年その卑見の一端を「長野県農会報」に発表いたしておきましたから...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...課題に従つて以下万葉集の恋歌に就て少し卑見を記してみる...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...試みに卑見を述べて諸君の批評を求めようと思う...
柳田國男 「地名の研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??