...彼は卑吝な人で、お金は決して使わない...
...その店のサービスは卑吝で、まともに応対してくれない...
...彼女は卑吝な性格ではなく、気前が良い...
...卑吝さが仲間内で嫌われている...
...心の広い人は卑吝ではない...
...それからまた一方には体面上卑吝(ひりん)の名を取りたくないと云う心もちがある...
芥川龍之介 「煙管」
...道徳の人生に於ける價値は矮小卑吝である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼等の矮小卑吝は遺憾なく此の一言中に暴露されてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼の表面倹約を装うてその実卑吝(ひりん)貪欲(どんよく)の行為を成し...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...かかる卑吝(ひりん)を記(き)するは或は耻ずるが如きも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...ためにデモ倉やプロ亀の反逆を来たしたことの卑吝慳貪(ひりんけんどん)を並べ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)をして卑吝(ひりん)に陥らしむる余地が丸でない程に...
夏目漱石 「それから」
...彼をして卑吝(ひりん)に陥らしむる余地がまるでない程に...
夏目漱石 「それから」
...この田舎漢(いなかもの)の卑吝(けち)な奴達のお先に使われるような気がして止した...
水野葉舟 「黄昏」
...しかし伊兵衛は卑吝(ひりん)では無かった...
森鴎外 「細木香以」
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