...……いかゞ?」半端な笑顔を保ちながら読み上げた...
犬養健 「朧夜」
...中途半端な人間だと言っただろう...
梅崎春生 「幻化」
...ぐっすり寝込むにはまだ早過ぎる中途半端な今の「出来心」を思うと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...その強さを和げるためにいつでも中途半端な動きをしてゐるのである...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...中途半端な眼付で...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...中途半端な態度を取ると...
豊島与志雄 「白日夢」
...変に中途半端な気持だった...
豊島与志雄 「反抗」
...中途半端な心の入れ方では...
豊島与志雄 「反抗」
...二百円は代助に取って中途半端な額(たか)であった...
夏目漱石 「それから」
...中途半端な事に何の怖ろしさもなく...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...時間が半端なので...
堀辰雄 「手紙」
...どうも年が中途半端なのがいけないのだ...
堀辰雄 「菜穂子」
...ひがみ強いのだから何をやつたつて中途半端なのだが...
牧野信一 「痴日」
...なにか中途半端な一座をこしらえて東海道筋へ巡業に出かけるという...
正岡容 「寄席」
...どんな半端なものになっていたでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...半端な悪玉と冷笑(ひや)かした伊兵衛も...
吉川英治 「江戸三国志」
...甚だ中途半端な舊體彩衣ができてしまふ...
吉川英治 「折々の記」
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