...中途半端な云ひ技けをして置かうかとも思つたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...半端な家庭でもいいわ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...中途半端な態度を取ると...
豊島与志雄 「白日夢」
...変に中途半端な気持だった...
豊島与志雄 「反抗」
...而も数量の半端なのを...
豊島与志雄 「程よい人」
...ひどく中途半端なものになる...
直木三十五 「南国太平記」
...感情上中途半端なものであると信じている代助には...
夏目漱石 「それから」
...私のような意気地のない者はまことに中途半端なものでございますこと...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...時間が半端なので...
堀辰雄 「手紙」
...ひがみ強いのだから何をやつたつて中途半端なのだが...
牧野信一 「痴日」
...半端な思想や様々な幻像が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...利己主義者は中途半端な實證主義者である...
三木清 「人生論ノート」
...利己主義者は中途半端な実証主義者である...
三木清 「人生論ノート」
...中途半端な幸福者ではなかつたらしい...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...わるい意味で女の仕事を中途半端なものにしてしまっていると思います...
宮本百合子 「現実の道」
...中途半端な都市というものの生活のシニシズムというものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丁度中途半端な時間にそちらに行ったのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...飛行機の風よけは半端な時間に硬い雪のブロックを積むことから始まったのだが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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