...さて中途半端な困りものはいわゆるファンである...
伊丹万作 「「ファン」について」
...また視学という中途半端な権力者の臭いが...
梅崎春生 「黄色い日日」
...無限に中途半端な睨み合いの底に沈み――つまり...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...昼と夜との合間の半端な薄闇の頃...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...半端な家庭でもいいわ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...「中途半端な状態は堪えられない...
豊島与志雄 「二つの途」
...而も数量の半端なのを...
豊島与志雄 「程よい人」
...中途半端な渋め顔をした...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...半端ならいらない...
豊島与志雄 「別れの辞」
...二百円は代助に取って中途半端な額(たか)であった...
夏目漱石 「それから」
...十手なんか突っ張らかして半端な借りを拵(こせ)えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ中途半端なところにとどまっていないことである...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...こんな半端な紙ですから」「ああ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...半端な数の引算は直ぐには出来ないんだが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...わたしは中途半端なこわがりかたや助かりかたはしたくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...半端な唄はうたうな」繁次は一言もない...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...この中途半端な起点記憶から幼時を語るのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??