...二人ながらまだ半病人だが互に協力してほかの一同に同じように薬を呑ませると幸にも皆正気に復したが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...この半病人の人間がでてくるものを...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...片輪者や半病人をいれる半病監みたようなものになっていた...
大杉栄 「獄中記」
...僕は先きに言った半病人や片輪者の連中の中へ移された...
大杉栄 「獄中記」
...中毒のなおったばかりの半病人なら...
太宰治 「斜陽」
...半病人の生活をしてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...エレーナは壁にもたれて、半病人の有様...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...庸三は半病人のように病床に横たわった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ついには半病人になって...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...一家中毒の半病人揃ひだつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは嫉妬(しっと)と心配で半病人のようになっているだけで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女房は大嫉妬(おおやきもち)で半病人になっている有様です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...漸(やうや)く自分の部屋に半病人のやうになつて居るのを搜(さが)し出して來ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嫁のお弓は半病人の姿で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おかげで半病人のお幾が一人で留守番までするから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半病人としての参加でよいということになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで外へ出たひにゃもう半病人です」とさえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...半病人の飛脚を受け取って...
吉川英治 「新書太閤記」
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