...半病人みたいな顔になり...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...「この半病人殿が身に寸鉄を持っていない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どうしても半病人としか受取れなかった...
大杉栄 「獄中消息」
...何せ半病人のようで...
太宰治 「斜陽」
...ウツラウツラと半病人の日をおくっています...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...……半病人の生活...
種田山頭火 「其中日記」
...半病人のような体を...
徳田秋声 「足迹」
...半病人のような有様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨日(きのう)から半病人の姿で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...漸(やうや)く自分の部屋に半病人のやうになつて居るのを搜(さが)し出して來ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おかげで半病人のお幾が一人で留守番までするから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...固く眼を押えて半病人のように這出して来たのは殺された筈の坂本新太郎であった...
牧逸馬 「上海された男」
...まして彼(あ)の半病人の様なお関に養われて居なければならないと云う事はどれ程子に思い遣りを起させたか知れない...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...片っぽに半病人で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで外へ出たひにゃもう半病人です」とさえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこへ半病人になった由良の伝吉が...
吉川英治 「剣難女難」
...無職で半病人のような父であっても...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...半病人の彼女の老父は殆んど狂人のやうになつて...
若山牧水 「姉妹」
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