...(無論『八犬伝』の光輝はソンナ大向うの半畳(はんじょう)で曇らされるのではない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...」と半畳を入れたので...
薄田泣菫 「茶話」
...下院で一議員が半畳を入れて「パンも専売にはいっていないのか?」と叫んだ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...五十嵐が半畳を入れながら途端に含羞(はにか)んで俯向(うつむ)いてしまった雪子の横顔へ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...株屋の旦那が半畳を入れた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...突然半畳を入れた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...半畳ほどの渋紙をしいてその上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...一々半畳を入れられる...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...しきりに半畳を入れる者がある...
野上豊一郎 「闘牛」
...半畳(はんじょう)を入れた阿部にがなりつけた...
本庄陸男 「白い壁」
...」新吉の祖父が半畳を入れたりした...
牧野信一 「淡雪」
...閑スケ!」大二郎が重苦しい調子で半畳を入れた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...どこででもそうだ」とやっと半畳を入れます...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...裁判長の半畳を訂正します...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...半畳ではなく、今さらヒューマニズムという抽象的な議題には感興を覚えない、一同の意識を代表した声かと見えた...
横光利一 「旅愁」
...新助の半畳(はんじょう)などには耳を貸している風もない...
吉川英治 「江戸三国志」
...旅路にも持ち歩かせているらしい高麗縁(こうらいべり)の半畳(はんだたみ)を土間に敷かせ...
吉川英治 「私本太平記」
...一座の中から半畳(はんじょう)が出て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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