...半片(きれ)の菓子パンとコーヒーを貰いたいと彼は几帳面に言った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...半片の菓子パンの様に重大なんですよ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...「こんな半片の菓子パンを食うなんてちと残酷じゃないだろうかね?これはふくれさせて一片(きれ)パンにしたらいいね...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...いやしくも憑(よ)るべきの原則あらば半片の故紙も以て勅撰の国史を抹殺するに憚からず...
津田左右吉 「史論の流行」
...或はそれだけで食糧問題が大半片付くかもしれないということである...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...その麺麭も半片の二分ノ一と分量はいつのまにか定められていた...
夏目漱石 「明暗」
...半片(はんぺん)を三角にきって煮附(につ)けたお菜をわけてくれて...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...お豆腐ぎらいのために母が内密(ないしょ)で半片(はんぺん)にしてくれると...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...それも一片か半片を与えられるのみであった...
武者金吉 「地震なまず」
...私は広間の暖炉(ストーヴ)の灰の中から英文の手紙の半片を拾いました...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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