...半焼けのロースト・ビーフ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私どもの家もおかげで半焼のうき目にあったのでした...
上村松園 「昔尊く」
...幾月か半焼の屋根の下に母子して暮しましたが...
上村松園 「昔尊く」
...ほらラジオ受信機」「……」「半焼けの米櫃(こめびつ)...
海野十三 「空襲葬送曲」
...ストーブの中で焼かれた半焼屍体(はんしょうしたい)? 一体どうした筋道から...
海野十三 「蠅男」
...今度は半焼(はんやき)にしたのをもっていってごらんよ...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...仙台市は既に大半焼けてしまっているようでしたから...
太宰治 「たずねびと」
...街路に面して二三本の半焼けになった鈴懸の樹のある所があって...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...もっともその後一度火事で大半焼けたけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...半焼のうちに消防夫の手から掘り出された...
豊島与志雄 「白血球」
...今年の六月、本土爆撃がいよいよ苛烈になって、東京は大半焼け、横浜も一日の猛爆で、全市が一遍に壊滅してしまった頃の話である...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...どうやら半焼――それも戸棚の中だけですんだというので...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...品川は過日の火災で町は大半焼かれ...
正岡子規 「病牀六尺」
...半焼けになったところで彼らを燃えさしの中から引き出し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この辺にあった死骸はみんな半焼けになっていたので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...半焼け同様なすがたと聞くと...
吉川英治 「私本太平記」
...家は大半焼け落ち...
吉川英治 「新書太閤記」
...半焼けになったまま...
吉川英治 「親鸞」
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