...半月形のキッチンカウンターを購入しました...
...その建物は半月形のデザインが特徴です...
...この骨折は半月形軟骨の損傷も起こしています...
...飛行機雲が半月形になっていました...
...その島は半月形をしており、美しい海が広がっていました...
...半月形の窓越しに熱心に事務員と交渉した...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...現に僕の左隣りには斑(まだ)らに頭の禿(は)げた老人が一人やはり半月形(はんげつがた)の窓越しに息子(むすこ)らしい男にこう言っていた...
芥川龍之介 「冬」
...両耳の上の一房、前頭部の半月形、頭のてっぺんの円形、後頭部の小さな尻尾――赤坊の頭を剃るにしても、こんな風に巧に毛を残すのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...筆で描いたような半月形の眉の下に...
海野十三 「雷」
...中から出て来たのは半月形(はんげつけい)の平ったい金属板だった...
海野十三 「少年探偵長」
...そして半月形の黄金のメダルこそ...
海野十三 「少年探偵長」
...太陽の光をうけて半月形(みかづきがた)に金色(こんじき)に美しくかがやきだしたところだった...
海野十三 「月世界探険記」
...そのとぎすました半月形の刃が...
江戸川乱歩 「影男」
...ドイツからギリシャからインドを経てシナに至る半月形の曲線は...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...青い支那服を着、しなやかな黒髪を小さく束ね、纒足にちっちゃな沓をつっかけてる、古風な身なりだが、半月形の眉、澄みきった黒目、餅のような頬の肉付、小さな口のつややかな唇、すんなりした両手の指、微妙な曲線をゆるがせる腰……そのすぐれた容色は、如何なる名妓を持って来ても足許にも及ばない...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...断崖の根にそって半月形をなし...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...廟(びょう)の後(うしろ)だけが半月形(はんげつけい)になっていわゆる北陵(ほくりょう)を取り巻いている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それからとまたあたりを見廻すと戸棚の戸の右の下隅が半月形(はんげつけい)に喰い破られて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...敵の艦隊が大きな半月形を作って進んで来るのは...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...短かい刃渡りの中ほどがふくらんだ半月形の刃物は人の血と膏(あぶら)で...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...私は両方の親指のところに浅い半月形があるぎりですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白い半月形なんて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...半月形(はんげつなり)の革(かわ)靴をはいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索