...菊半截版などの無数の本になつて出て来るのです...
芥川龍之介 「河童」
...華香(くわかう)の四人に半截(はんせつ)を一枚宛(づつ)頼んだ事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...保太郎氏が半截(はんせつ)に山水画を描(か)いて出品した事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...灰色の半截(はんせつ)の紙の上に...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...その灰色の半截紙に書いてある短い手記を手渡した...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...それを発見して神田君がこれは妙々菊半截へおさまるおさまるといってよろこんだ...
中里介山 「生前身後の事」
...ほぼ同高度に大山脈を半截してじっと身じろぎもしない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...初婚に新婦が痛哉と呼ぶは、萬里同風で、笑林廣記一に一秀士新娶、夜分就寢、問二於新婦一曰、吾欲二雲雨一、不レ知娘子尊意允否、新人曰、官人從二心所一レ欲、士曰、既蒙二府允一、請二娘子一展レ股開レ肱、學生無禮、又無禮矣、及レ擧レ及、新婦曰、痛哉痛哉、秀士曰、徐々而進レ之、渾身泰矣と、同書三に有二寡婦一嫁レ人而索二重聘一、媒曰、再※與二初婚一不同、誰肯レ出二此高價一、婦曰、我還是處子、未二曾破一レ身、媒曰、眼見三嫁過レ人做二孤孀一、那箇肯レ信、婦曰、我寔不二相瞞一、先夫陽具渺少、故外面半截、雖二則重婚一、裡邊其寔箇處子...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...しかし此人の生涯は余りに隔絶したる前後両半截をなすがために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美濃判半截の各頁に武者絵を描き...
柳田国男 「故郷七十年」
...美濃判半截位の大きさの紙に...
柳田国男 「故郷七十年」
...半紙半截の小形で昔の軽口話や新作の落語を載せたが...
山本笑月 「明治世相百話」
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