...懸念(けねん)と安心と半々の足どりで...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...何のことだかさっぱり分りませんのよ」日記は日本語と仏国(フランス)語と半々位に書かれてあった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...それと書く方とを半々にやる...
大杉栄 「獄中消息」
...マサ子と私に半々に言い聞かせるように...
太宰治 「おさん」
...自分の体には京都人の血と江戸っ児の血とが半々に流れていること...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...その確率は恐らく半々であるかも知れない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...森影と街の灯とが半々に映って...
豊島与志雄 「死ね!」
...大西路の家とまあ半々の生活をしていた...
豊島与志雄 「秦の出発」
...半々なのでございます」お絹の伊勢へ来たのは一人ではありませんでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし読書界が両分されて半々になるときは圏内圏外共に相応の競争があって...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...頭をかしげて池と子を半々に見て居たお久美さんはいきなり「ああそうそう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...それから丙が乙と半々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...若い未亡人はお里と嫁家と半々に暮すことになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...半々というような態(てい)だったろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...またもっと端的に「私本太平記は史実と空想と半々ぐらいか」というのもあった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...半々(はんはん)に思い迷って棒立ちとなっている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...和風洋風と半々に混つた町の建築がいづれもみな新しく...
若山牧水 「村住居の秋」
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