...政府の方針としては産組に半々位に分けて配給させる方針でやっているんだぜ...
犬田卯 「米」
...何のことだかさっぱり分りませんのよ」日記は日本語と仏国(フランス)語と半々位に書かれてあった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...それと書く方とを半々にやる...
大杉栄 「獄中消息」
...カッチ語を半々に用いているけれども...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...お互いにエクセントリックを仲よく半々に分け合いながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ヴェリチャーニノフは嫌惡と不安を半々につきまぜた氣持で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...森影と街の灯とが半々に映って...
豊島与志雄 「死ね!」
...大西路の家とまあ半々の生活をしていた...
豊島与志雄 「秦の出発」
...この人と半々に洋卓(テーブル)の角を回って向き合っていた時は...
夏目漱石 「虞美人草」
...猿(さる)と人とが半々に住んでるような気がする...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...駆けて行くガラッ八の後ろ姿を半々に眺めております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...塩と雪とが半々にまじりあった石のように堅い地べたに枕木のように無造作に投げだしてあった...
久生十蘭 「海豹島」
...よろしい……ところがわれわれは千回骸子(さいころ)を振るといつも半々位の割合で奇偶が出ることをしっている...
久生十蘭 「黒い手帳」
...若い未亡人はお里と嫁家と半々に暮すことになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こちらにおられることとがちょうど半々ほどになっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...菅原派とあぶらや派の半々に別れた...
矢田津世子 「凍雲」
...半々(はんはん)に思い迷って棒立ちとなっている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...和風洋風と半々に混つた町の建築がいづれもみな新しく...
若山牧水 「村住居の秋」
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