...始めて独立した茶室を建てたのは千宗易(せんのそうえき)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...先ず山の下の川辺には、二十丈の山をつき上げて深山のようにふか/″\と諸木を植えならべ、松や柏の茂った中に学問所をお建てになりまして、珠光、古市播磨守、宗珠、宗悟、紹鴎が風と、千宗易、北向道陳(きたむきのどうちん)などの風とを引き合わされて数寄(すき)を凝(こ)らされ、又山里にも沈香(じんこう)の長木を以て、四畳半と二畳敷の数寄屋を建てられ、早くもその道の面々を召してお茶を下されたり、茶道の講釈を遊ばすと云う有様でござりましたが、その囲炉裡(いろり)の縁までが沈の木で出来ておりましたので、妙なる異香があたりに熏(くん)じて、並みいる方々の心も空になったと申します」しかし一方、聚楽第(じゅらくだい)にいる秀次は、これらの未曾有(みぞう)の大作業が捗(はかど)って行くに従ってどう云う感じを抱いたであろうか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...千宗易(せんのそうえき)(後の千利休(せんのりきゅう))も...
吉川英治 「新書太閤記」
...十人衆の一人でもある千宗易と...
吉川英治 「新書太閤記」
...――千宗易(せんのそうえき)の長男であるから...
吉川英治 「新書太閤記」
...――千宗易(せんのそうえき)という人間です...
吉川英治 「新書太閤記」
...てがみは堺の千宗易(せんのそうえき)というものに宛ててあるから...
吉川英治 「新書太閤記」
...堺(さかい)の千宗易(せんのそうえき)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...千宗易(せんのそうえき)のすがたがここで見られたことは...
吉川英治 「新書太閤記」
...堺(さかい)の千宗易(せんのそうえき)が伺って...
吉川英治 「新書太閤記」
...挨拶に見えた千宗易を一見されて――これは名器(めいき)だ――と仰っしゃったそうな」「そんなことを云いましたな...
吉川英治 「新書太閤記」
...それも九州博多ばかりでなく、堺(さかい)にはいわゆる堺商人の称もあるほど、天王寺屋宗及(そうきゅう)、千宗易、松井友閑など、当代の武将に伍しても、人物達識決して見劣りしない傑物は、何人となく数えられる...
吉川英治 「新書太閤記」
...千宗易(せんのそうえき)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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