...第二期の約三年間の選句を通計して二千句を出ることは余り多くないのである...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...連続している千句中のどこの二句を抜き出してきてもそれは和歌とほとんど相違のないものであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...駄作千句よりも佳作一句だ...
種田山頭火 「行乞記」
...支那事変俳句(俳句研究十一月号所載)を読む、無慮三千句、そのうち私の身心を動かしたものが何句あるか、戦線句は拙くとも抜きがたい実感味がある、銃後句は造花のつまらなさだ!そこら散歩、学校に寄つてIさんから米三升借りる、M老人の家を尋ねて、借家を見せて貰ふ、その家を借りたいと思ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...すなわち三句に百韻千句のはたらきがあり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...本句集は千句足らずとはいえ...
藤野古白 「藤野古白句集」
...夕立や門脇殿(かどわきどの)の人だまり夕立や草葉をつかむむら雀(すずめ)双林寺独吟千句夕立や筆も乾(かわ)かず一千言時鳥(ほととぎす)の句は芭蕉に多かれど...
正岡子規 「俳人蕪村」
...しかれども一生に十七字千句は文学者として珍とするに足らず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただ驚くべきは蕪村の作が千句ことごとく佳句なることなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただ驚くべきは蕪村の作が千句尽(ことごと)く佳句なることなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...俳諧の千句は極めて興味ある如く思はるれども...
正岡子規 「古池の句の弁」
...便(すなわ)ち俳諧の独吟千句は成れり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...千句を示せとならば千句を示すべし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...千句万句尽(ことごと)く皆この種の句たることを明言しなば則ち足らん...
正岡子規 「古池の句の弁」
...千句余りの中からそれだけ抽出した...
松本たかし 「松本たかし句集」
...慶安元年板『千句独吟之俳諧』に「佐保姫ごぜや前すゑて立つ」...
南方熊楠 「十二支考」
...慶安元年板『千句独吟之俳諧』には「枕上の時鶏に夢を醒(さま)されて」「南蛮人の月を見るさま」と時鶏の字を用い居る...
南方熊楠 「十二支考」
...西鶴(さいかく)などは独吟(どくぎん)千句をさえ試みているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
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