...殊に歐陽修が十翼を以て一人の手に成つたものでないとしたのは卓見と稱すべきである...
内藤湖南 「易疑」
...即ち十翼の中で比較的古いものと考へられてゐる彖傳象傳などの中に既に經文の原意を失つて特別な解釋を下したものゝあることである...
内藤湖南 「易疑」
...惠棟の易例にも古文の易の上下には本と初九初六及び用九用六の文なし、説者は初九初六皆漢人の加ふる所といへども、孔子の十翼には、坤の六二の象傳、大有の初九の象傳、文言の乾元用九、坤の用六の象傳等に九六の字があるから、孔子の時から有るといつて居るが、これは易の數に關する考は十翼の作られた頃に起つたものといふことを明らかにするのみで、それ以前には存在せなかつた證據ともすることが出來る...
内藤湖南 「易疑」
...易の十翼中の数冊の古本が乱れているだけで...
横光利一 「馬車」
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