...あの十種香(じしゅこう)とか言って...
太宰治 「新釈諸国噺」
...『二十四孝』十種香(じっしゅこう)の場(ば)の幕明を見たるものは必ず館(やかた)の階段に長く垂敷(たれし)きたる勝頼(かつより)が長袴(ながばかま)の美しさを忘れざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...十種香の謙信でさえが...
中里介山 「大菩薩峠」
...問題は中幕の「十種香」...
山本笑月 「明治世相百話」
...「十種香」や「御殿」で鳴らした外に...
山本笑月 「明治世相百話」
...およそ女義の売物なら「御殿」「酒屋」「十種香」「太十」などことごとくこの人の薬籠中のもので...
山本笑月 「明治世相百話」
...『二十四孝』の「十種香」の段は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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