...十字街を右に曲がってください...
...この地域は十字街を中心に発展しました...
...十字街にはたくさんのお店があります...
...交差点が十字街の中央にある...
...十字街には歴史的な建造物が立ち並んでいる...
...女王はすぐに窓に走りよつて格子の間から下の十字街路を見下した...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...廣き十字街は人の頭の波打ちて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...十字街を爲せる處より...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...十字街頭では葛城の神などの長篇を收容することができなかつたのを遺憾に思ふ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...丸ビルの下の十字街が雑踏するのは...
高浜虚子 「丸の内」
...その友人たちと「十字街」という同人雑誌を発行し...
太宰治 「兄たち」
...新調のその船の名は、細胞文芸、井伏鱒二、林房雄、久野豊彦、崎山兄弟、舟橋聖一、藤田郁義、井上幸次郎、その他数氏、未(いま)だほとんど無名にして、それぞれ、辻馬車、鷲の巣、十字街、青空、驢馬(ろば)、等々の同人雑誌の選手なりしを手紙で頼んで、小説の原稿もらい、地方に於ては堂々の文芸雑誌、表紙三度刷、百頁近きもの、六百部刷って創刊号、三十部くらい売れたであろうか...
太宰治 「喝采」
...そこは電車の交叉点になった広い十字街頭で...
田中貢太郎 「文妖伝」
...彼は交番の前から十字街をむこうへ往って...
田中貢太郎 「文妖伝」
...もう秋季収穫(アキ)がはじまつてゐる音・出来秋ぬれてはたらく・夜あけの雨が柿をおとして晴れました・十字街はバスが人間がさん/\な秋雨・濡れて越える秋山のうつくしさよ・ぬれてきてくみあげる水や秋のいろはだしであるく花草のもう枯れそめて・ヱスもひとりで風をみてゐるか・秋雨の夜がふける犬に話しかける九月二十日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...或る十字街には、争闘者の短刀が閃いただろう...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...四辻の事を十字街だの...
永井荷風 「十日の菊」
...加十が今立っているところは地下道の十字街のようなところで...
久生十蘭 「魔都」
...一切の広場と十字街が宮殿が...
百田宗治 「騒擾の上に」
...深夜の十字街頭に音もなく立ち迷うて...
夢野久作 「塵」
...自殺化させた虚無世界の十字街頭に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼の、十字街頭乞食了、八幡宮邊方徘徊、兒童相見共相語、去年痴僧又今來、の詩だの、歌だのをみて、その佗しい一室を考へると、これも亦、これ以外にはない、室の名である...
吉川英治 「折々の記」
...戰後は急に十字街や裏町にふえ...
吉川英治 「折々の記」
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