...時としては十五列から二十列までの毛虫が...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...急ぎ足で僕らから十列ばかりうしろの席にゐた永井さんのところにゆき...
小穴隆一 「二つの繪」
...或ひは十列車も通つたであらう...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...十列(とつら)の者もきれいな男を選んであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まず大小の船をのこらず風浪少なき湾口のうちに集結させ、船体の巨(おお)きさに準じて、これを縦横に組み、大艦三十列、中船五十列、小船はその便に応じ、船と船との首尾には、鉄の鎖(くさり)をもって、固くこれをつなぎ、環をもって連ね、また太綱(ふとづな)をもって扶けなどして、交互に渡り橋を架けわたし、その上を自由に往来なせば、諸船の人々、馬をすら、平地を行くが如く意のままに歩けましょう...
吉川英治 「三国志」
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