...その人のなした仕事を知るだけでは十分でない...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...また善も心のなかで良しとするだけでは十分でない...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...「払出しが十分でないから受取ることが出来ない...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...この大事件の報道には十分でないことが判った...
海野十三 「地球発狂事件」
...「まだ十分でない」といって...
高神覚昇 「般若心経講義」
...風の吹くやうな自由さが十分でない...
種田山頭火 「行乞記」
...時間と労力と金とを費やすだけでは十分でない...
寺田寅彦 「教育映画について」
...まだ十分でない……いつまでも十分そろわないのではないかしら?」そして桟敷(さじき)や奏楽席にある著名な人がはいって来るのを見ると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも官舎はまだ十分でないので...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...「私のほうは十分でないのだと思ってもらっていいが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...國産の衣類のみを用ひるといふだけではまだ十分でないことを私は附言したい...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...その活動的句法が厭味になつてまた無理になつてどうも俳句として十分でないやうに余には感じられるのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...個人は自分だけでは十分でない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...でも深さが十分でない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日当りの十分でない山間には相違ないが...
柳田國男 「地名の研究」
...日光の十分でない地にある...
柳田國男 「地名の研究」
...残念ながらそれにはまだ資料が十分でない...
柳田国男 「山の人生」
...日本の国家の統一が十分でないことの告白でもあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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