...十人並以下の女でさえ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お繁さんは十人並以上の美人ではないけれど...
伊藤左千夫 「浜菊」
...娘盛りにはこれでも十人並み以上であったろうと思われる...
田山花袋 「少女病」
...脛附(すねつき)が十人並(にんなみ)以上(いじゃう)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...とにかくそこいらを歩いている普通十人並の娘達と同じような着物に...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...男嫌いの女はまあ十人並の容姿であってほしく...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...まあ十人並以上だろうと...
夏目漱石 「行人」
...容色(きりょう)だって十人並より可(い)いじゃありませんかと梅子が云った...
夏目漱石 「それから」
...よく十人並(なみ)という言葉を使う...
新渡戸稲造 「自警録」
...中には目鼻立のやや整ったに過ぎない十人並の「所謂(いわゆる)美人」も少(すくな)くはありませんでしたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...男前も口前も十人並以上で...
野村胡堂 「死の舞踏」
...十人並の朝餐が摂りたかつたなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ただ偽君子の群集するその中に十人並みの人が雑(まじ)るゆえ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...定めし十人並以上の所謂鄙には稀なる器量好しであつたのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...りよは十人並の容貌(ようぼう)で...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...眼鼻立はドチラかと言えば十人並程度で...
夢野久作 「少女地獄」
...十人並以上の容貌をもって...
吉川英治 「江戸三国志」
...迷わずに云い切れる程な――それは十人並み以上の娘だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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