...――鶴田君にアラビア夜話十二巻あり...
芥川龍之介 「遺書」
...(四)彼の著書には十二巻の全集がある...
芥川龍之介 「点心」
...宋人(そうひと)李等(りはうとう)が太平広記畜獣(ちくじう)の部に(四百四十二巻)狼(おほかみ)美人(びじん)に幻化して少年(わかいひと)と通じ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...是より前の御詩文を菅家文草といひ(十二巻)左遷より後のを菅家後草とて(一巻)今も世につたふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「……場所をとらぬ簡便な図書室を造る最良の方法は、例えば、十二巻の全集中、六頁だけ有用と信じたら、六頁だけ切取って、余は火中す可(べ)し」然しながら、以上三人のフランスの粗探しが、二世紀に渉って、皮肉混じりの警告を発したって、愛書家の病がそれで癒(な)おる筈もない...
辰野隆 「愛書癖」
...垣内松三教授の『国語教育科学』(全十二巻)の計画が発表されて...
戸坂潤 「読書法」
...北斎が咄嗟(とっさ)の動揺を描くに妙を得たるはなほ『漫画』十二巻中風(かぜ)の図についてこれを見るべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...わたくしの草稿はその年十二月発行の『新小説』第十四年第十二巻のはじめに載せられた...
永井荷風 「すみだ川」
...オディセーの二十二巻目に出ております...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(『国語特報』第五号、昭和十一年一月、第十二巻)...
西田幾多郎 「国語の自在性」
...その寓話詩十二巻に依つて不朽の名をとどめてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...十二巻にはアフリカに大毒の水蛇ありと載せ居る...
南方熊楠 「十二支考」
...菅茶山等の編した福山志料第十二巻神農廟の条にかう云ふ記事がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...アウグスチヌスは二十二巻より成るこの大著を著述したのである...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...菅江真澄(すがえますみ)の『遊覧記』三十二巻の下...
柳田国男 「山の人生」
...単行二十二巻の見本を持って...
吉川英治 「随筆 新平家」
...四教義十二巻...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...十二巻などの無名の人々の作には...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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