...「十二単衣」を着た美しい芸者さんが通りました...
...この祭りでは、女性たちが「十二単衣」を着用して踊ります...
...歌舞伎の舞台で、役者たちは「十二単衣」姿で演じます...
...「十二単衣」は、平安時代の貴族女性たちが身に着けた衣装です...
...「十二単衣」は、重ね着になっているので、寒い季節には暖かいです...
...汝(なれ)にやる十二単衣(ひとえ)といふ草を六月十一日 黒部峡探勝...
高浜虚子 「五百五十句」
...それから十二単衣...
高村光太郎 「装幀について」
...十二単衣(ひとへ)に於ける色襲(がさ)ねの美を見るやうに...
高村光太郎 「智恵子抄」
...十二単衣に於ける色襲ねの美を見るやうに...
高村光太郎 「智恵子の紙絵」
...したたるほど真蒼で、富士山よりもつと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏(いてふ)の葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮んでゐる...
太宰治 「津軽」
...こんな人に十二単衣(ひとえ)を着せたらばどんなであろうかと思ったものであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...出て来たのは十二単衣(ひとえ)の御装束なのです...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...ねこが十二単衣をきるといな...
豊島与志雄 「立枯れ」
...十二単衣に緋の袴...
豊島与志雄 「文学以前」
...十二単(じゅうにひとえ)かなんぞで出たらよかりそうなものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二単えにかさねてゆき...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あのお方に十二単衣(ひとえ)をおきせもうし...
長谷川時雨 「九条武子」
...花が重っているので官女の十二単(ひとえ)に例えたもんです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...岡崎の古寺へでてくる十二単を着た化け猫の姿を思い出した...
正岡容 「寄席」
...いよいよ岡崎の猫の十二単姿を心に思い出しながら今松は...
正岡容 「寄席」
...やれ十二単の官女が吠えたとか...
三浦環 「お蝶夫人」
...藤原時代というと十二単衣ばかりを思いおこすけれども当時一般の女ははだしか又は藁草履でさらさない麻を着るような生活をしていた...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...それが芝居を見ると十二単衣(ひとえ)を着て薙刀(なぎなた)を使ってみたり...
柳田国男 「木綿以前の事」
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