...十二分に所見を述べようと思う...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我らが科学の力を十二分に活用し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ミチミの信念と勝気は十二分に証明せられた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...ことに防空問題についての理解と準備とが十二分に行われた結果であると申されます...
海野十三 「空襲葬送曲」
...油学士の自尊心を十二分に傷つけた...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...彼の面倒を十二分にみることができたのである...
海野十三 「脳の中の麗人」
...十二分に満足を得て...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...十二分に調べたと云いますが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...彼等は戦闘にはもう十二分に懲々(こりごり)していると私たちは思ったのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...十二分に腹をこしらえてから後に...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...予備知識がもう十二分に出来ているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分にもっているものを...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...どういう訳か九時十二分になっても警官隊は姿を見せぬ...
久生十蘭 「魔都」
...蟒は十二分に醉拂つて居るらしい...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...汽缶は十二分に沸き立ちながら...
山本笑月 「明治世相百話」
...志村のぶ子と樫尾初蔵の二人はやまと民族の意識を十二分に持っている者です...
夢野久作 「暗黒公使」
...正木先生は語学の天分にも十二分に恵まれておられましたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...十二分に馳走して遣わそう」と側近に洩らしていたという...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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