...科学性が匿されていようといまいと...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...ここに批評が元来匿名批評になり得なければならず...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私は妻と子を匿った...
外村繁 「澪標」
...然し私はそれを羞ぢるよりも先づうまく匿しおほせて私の身を保ち得たことを心窃に悦ばぬ訳には行かぬ...
長塚節 「隣室の客」
...何処かに隠匿されて居るのかも知れません...
西尾正 「陳情書」
...西洋人に秘匿(ひとく)して警戒していたなら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そこに匿(かく)れた仏の計らいがあるのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...馴れるに任せて羽衣を匿(かく)したことを打明けたところが天人は早速その羽衣を捜(さが)し出して...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ひとえに高松藩が二人を隠匿したためである...
山本周五郎 「新潮記」
...わたくしが匿(かく)まっていたのです」と絶叫したくなった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...よく多数の兵を匿(かく)すことができる...
吉川英治 「三国志」
...匿(かく)まうなどとは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...麻布の上屋敷へ匿(かくま)うとか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...このまま草庵に匿(かく)しておいたらどうなるか? ――である...
吉川英治 「親鸞」
...匿(かく)まって上げたりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここへ隠匿(いんとく)しておいたものとみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私は過去が秘匿するらしい謎に震え...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...神父は所有品を匿さなくてはならぬと信者が告げに来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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