...東洋人――東洋人といって日本人と区別しないのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...あるいは(いま私はこれを区別しないが)私は見ると私が思惟するとき...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...学問のためには赤子も大人も区別しない先生の態度に感激したりした...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...とを区別しないことこそ由々しい誤謬ではないのか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自分の物も他人の物も区別しないようになりましたら...
豊島与志雄 「変な男」
...はっきり区別しないものだから...
豊島与志雄 「傍人の言」
...未知の客を区別しない事...
直木三十五 「大阪を歩く」
...後世の仮名では区別しないような音の区別があったのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...これを区別しないものがあろうなどとは考えないのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...或る国に往(ゆ)けば「マド」も「マト」も音として区別しないという所もあるのです...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...めったに心の諸活動の間をとても良くは区別しないので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...伽藍過ぎ宮を通りて鹿吹きぬ伶人めきし奈良の秋風山川草木一切成仏といひ有情非情同時成道などといつて大乗仏教には人とその他とを区別しない一面がある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...自他を区別しない温かい心情のにじみ出てゐる作である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...自分の恣意(しい)と公の総意を区別しない官員の上の官員さまになっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...真に無限の改良とを区別しない点にあるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...はっきり区別しないではいられなかった...
宮本百合子 「傷だらけの足」
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