...少しもその間に貴賤尊卑の区別がない...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...かくのごとく苔虫類の国では現在従事している職業によってさえ貴賤上下の区別がないくらいであるゆえ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...苔虫の国には政府と人民との区別がないから...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...観音様の地内だか区別がないのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...男女の衣裳に区別がない程一般に派手好みの服装が流行して居たのだ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...この点理論なるものと仮説なるものとの間には殆ど何等の区別がない...
戸坂潤 「辞典」
...現実と仮定との区別がないのである...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...あなたはちっとも区別がないわ...
豊島与志雄 「裸木」
...両者共に区別ある如くして区別がない...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...鑑賞上には存在の区別がないはずである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...「い」と区別がないけれども...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...現代語では普通発音の区別がないが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...その中に区別がない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...「具」と同じであるとすれば「久」と「具」の間にはっきりした用法上の区別がないということになります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...分明(はっきり)した区別がないので...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...司令部の宮殿風の豪華な建物を除いてみなひどく荒廃しているこの流刑地の普通の家とほとんど区別がないにもかかわらず...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...それやア区別がないけれど...
牧野信一 「環魚洞風景」
...今の歴史家には玉石に対する明確な区別がないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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