...竹のすだれで区切る奥の方は薄暗く...
梅崎春生 「日の果て」
...一つの壁がいくつもの部屋を区切るので...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...文章を言葉に区切るためのものでした...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...旗には文を単語に区切る役割があるのかもしれぬ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...グリゴリイは一言一言を区切るように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一町外れの原っぱと玉川を区切る土堤の横が赤煉瓦の松金鋳物工場である...
戸田豊子 「鋳物工場」
...乞食部落(ゾーン)を巴里市から区切る危(あやう)い一線の上に...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...その北方の口にあたって区切るマシケあたりの岬であった...
本庄陸男 「石狩川」
...強い口調に言葉を区切るのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...イシカリの原野を二つに区切るこの大河も冬は眠って了うのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...そこを恰度一畳敷位ひな広さに区切ると...
牧野信一 「悪筆」
...自然と文学へ赴くより他に結局道もなかつたかのシルエツトが感ぜられて特に文学的と区切るべき処置に迷ふばかりであつた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...ユリが「だ」で文章を区切るのを気になすったことを思いおこします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...必ずしも時代の変遷を輪切りのように区切るわけにはゆかないのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...明治の文化を区切る一つの目じるしになるのではないかと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...なにか」とここでいちど区切るのである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...舞台を区切る強い直線の力...
夢野久作 「能とは何か」
...鯖(さば)の背のような海洋を長く区切る半島線の一端に...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索