...上下の区別と云ふものが...
芥川龍之介 「猿」
...葉子と木部との間柄はこんなたわいもない場面を区切りにしてはかなくも破れてしまった...
有島武郎 「或る女」
...「水族館だと思いますか」区長さんが笑いかけた...
海野十三 「三十年後の世界」
...千代田(ちよだ)区の明智探偵事務所の書斎で...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...「社会学」に於ける諸方法の区別に就いては...
戸坂潤 「科学論」
...吾々は文化的自由主義(経済的・及び政治的・自由主義から区別された処の)なる態度を採ってもいいわけだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...常府小屋に区別され各役相応の等差があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この間の死の区別は如何(いかん)」「はい」「はい...
直木三十五 「南国太平記」
...を葡萄(ぶどう)や梨(なし)と区別するためであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...すべて四十四音を区別することとなったのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...この二つは容易に区別できる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この知覚の活気だけが感覚と記憶を想像から区別するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...また教区の補助金を貰う見込がないのを見て...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのまゝ仕方なしに興行区の辺まで歩いて行つた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...万葉集や芭蕉時代はきりぎりすとこおろぎの区別をつけずに一緒にうたっている...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...出典がギリシアかラテンかという区別を意味する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...区々(まちまち)な意見の出ようはずはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...(註)本質的ではなく、かつ境界線を正確に引き得ない所の、区別である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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