...職務柄にも似合はず何等匡正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...王朝の頃大江匡衡(おおえのまさひら)は『見遊女序(ゆうじょをみるのじょ)』を書いてこの川筋の繁昌(はんじょう)をしるし婬風(いんぷう)をなげいているなかに...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...理解されるべきものを匡(た)めて理解するのではなくして...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...自己の持つ理解という烙印を押すならば――そして之は理解が自己の何かの働きによってこの某性格を匡めて理解することであるが――...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...之を匡救運動費(?)に使うことも出来るだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が事匡救に関する限り...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...匡救事業は最低賃金をしか支給しないことを原則としている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之れに対する匡救の責任は懸つて閣下の肩上に在らずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...三十五年二月二十二日徳の第二子信匡(のぶたゞ)が生れた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もし芥川氏の手に藉(よ)ってこの稿の謬(あやまり)を匡(ただ)すことを得ば幸であろう...
森鴎外 「細木香以」
...この説の誤(あやまり)を匡(ただ)そうとした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...【七】一匡...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...沼霧匡作(ぬまぎりきょうさく)だ』……ホホ……何だか時代めいたお芝居みたいねえ...
夢野久作 「継子」
...第二鎮冀州(きしゅう)の刺史(しし)韓馥(かんふく)第三鎮予州の刺史孔(こうちゅう)第四鎮州(えんしゅう)の刺史劉岱(りゅうたい)第五鎮河内郡(かだいぐん)の太守王匡(おうきょう)第六鎮陳留の太守張(ちょうぼう)第七鎮東郡の太守喬瑁(きょうぼう)そのほか...
吉川英治 「三国志」
...壬生(みぶ)ノ匡遠(まさとお)の宿所に陣する高(こう)ノ師直(もろなお)...
吉川英治 「私本太平記」
...大江匡房(まさふさ)には「遊女記」の著述さえある...
吉川英治 「随筆 新平家」
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