例文・使い方一覧でみる「匡」の意味


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...我は素より我心を以て汝が行を(たゞ)さんとせず...   我は素より我心を以て汝が行を匡さんとせずの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...職務柄にも似合はず何等正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...   職務柄にも似合はず何等匡正の手段を講ずるものはなかつたの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...王朝の頃大江衡(おおえのまさひら)は『見遊女序(ゆうじょをみるのじょ)』を書いてこの川筋の繁昌(はんじょう)をしるし婬風(いんぷう)をなげいているなかに...   王朝の頃大江匡衡は『見遊女序』を書いてこの川筋の繁昌をしるし婬風をなげいているなかにの読み方
谷崎潤一郎 「蘆刈」

...理解されるべきものを(た)めて理解するのではなくして...   理解されるべきものを匡めて理解するのではなくしての読み方
戸坂潤 「空間概念の分析」

...自己の持つ理解という烙印を押すならば――そして之は理解が自己の何かの働きによってこの某性格をめて理解することであるが――...   自己の持つ理解という烙印を押すならば――そして之は理解が自己の何かの働きによってこの某性格を匡めて理解することであるが――の読み方
戸坂潤 「空間概念の分析」

...軍部では二千五百万円を支出して凶作地に軍需工業製品の授産をし、その製品を買い上げて救済の形を与えようとしているそうだが(一九三四年十一月十九日『読売』)之も亦、軍需工業資本家の農村工業化の提唱と同様に、農民の貧窮から低賃金を僥倖しようというものであって、救の目標は、道徳的に又常識的に云えば農村(農民とは呼ばないことを注意!)であっても、資本の要求から云えば、日本の経済的、従って軍事的、世界進出こそが、救(?)の対象に他ならない...   軍部では二千五百万円を支出して凶作地に軍需工業製品の授産をし、その製品を買い上げて救済の形を与えようとしているそうだが之も亦、軍需工業資本家の農村工業化の提唱と同様に、農民の貧窮から低賃金を僥倖しようというものであって、匡救の目標は、道徳的に又常識的に云えば農村であっても、資本の要求から云えば、日本の経済的、従って軍事的、世界進出こそが、匡救の対象に他ならないの読み方
戸坂潤 「現代日本の思想対立」

...単に社会が罪人の正(きょうせい)に...   単に社会が罪人の匡正にの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...今後正することの出来る謬りであると考えて...   今後匡正することの出来る謬りであると考えての読み方
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」

...「(ただす)は匚(はこ)に王の字をかきます...   「匡は匚に王の字をかきますの読み方
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」

...(ただ)し理(おさ)め磨(みが)いて...   匡し理め磨いての読み方
中島敦 「弟子」

...(きょう)の地で暴民に囲まれた時昂然(こうぜん)として孔子の言った「天のいまだ斯文(しぶん)を喪(ほろぼ)さざるや人(きょうひと)それ予(われ)をいかんせんや」が...   匡の地で暴民に囲まれた時昂然として孔子の言った「天のいまだ斯文を喪さざるや匡人それ予をいかんせんや」がの読み方
中島敦 「弟子」

...わたくしは此に先づ一の大いなる錯誤を(たゞ)して置く...   わたくしは此に先づ一の大いなる錯誤を匡して置くの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...三十五年二月二十二日徳の第二子信(のぶたゞ)が生れた...   三十五年二月二十二日徳の第二子信匡が生れたの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...この説の誤(あやまり)を(ただ)そうとした...   この説の誤を匡そうとしたの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...呉(ごきょう)も...   呉匡もの読み方
吉川英治 「三国志」

...王(おうきょう)...   王匡の読み方
吉川英治 「三国志」

...房に倣(なら)って...   匡房に倣っての読み方
吉川英治 「私本太平記」

...この衡(まさひら)は漢文(かんぶん)や...   この匡衡は漢文やの読み方
和田萬吉 「今昔物語」

「匡」の読みかた

「匡」の書き方・書き順

いろんなフォントで「匡」

「匡」の英語の意味

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