...今上(きんじょう)が元勲に匡輔(きょうほ)の任を御命じになった大正の初めに於てである...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...○本朝文粋(ぶんすゐ)に挙(あげ)たる大江匡衡(まさひら)の文に「天満自在天神或は塩二梅於天下(てんかをあんばいして)一輔導一人(いちにんをほだうし)一(帝の御こと)或日二月於天上(てんしやうにじつげつして)一照二臨万民(まんみんをせうりんす)一就レ中(なかんづく)文道之大祖(ぶんだうのたいそ)風月之本主(ふうげつのほんしゆ)也(なり)」云云...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その時玉(ぎょく)は匡山(きょうざん)の寺へいって勉強していた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...其前後から無二の親友であつた理學士小野田匡高(舊名薫)氏が英一の死後中學校の校友會雜誌に載せた追憶文を掲載する...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一般的失業による歳入減・所謂匡救費支出・警察費の拡張・軍備費の超越的膨脹・等々の結果から...
戸坂潤 「技術の哲学」
...この地主達は匡救費のおかげで思わぬ高利貸し稼業が出来るというわけだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...地方地方に適した土木匡救事業のための予算を臨時議会に提出するという...
戸坂潤 「社会時評」
...その非違を匡正するは安寧秩序を維持するため已むを得ざるに出ずるものなることを忘るべからざること」...
戸坂潤 「社会時評」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大江匡房に就いて兵法を稽古したと云ふことがありますから...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...」「大江匡(おおえただす)...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...「匡(ただす)は匚(はこ)に王の字をかきます...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...薯蕷はけっしてヤマノイモではなくまさにナガイモであることを明かにしその誤りを匡正したのは私であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...幸(さいわい)に父に匡救(きょうきゅう)せられて悔い改むることを得た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...其惡(そのあく)を(七一)匡救(きやうきう)す...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...かりに方言匡正家のいわゆる標準語を繋ぎ合わせて...
柳田国男 「雪国の春」
...大江匡房(まさふさ)には「遊女記」の著述さえある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...式部大輔(しきぶのたゆう)大江匡衡(おほえのまさひら)といふ人(ひと)がありました...
和田萬吉 「今昔物語」
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