...之を匡正し誘掖するには...
石川啄木 「無題」
...パルプにまぜて紙にしてしまう(楠田匡介「人間詩集」)とか...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その誤謬を匡(ただ)し...
大隈重信 「日本の文明」
...その事態を匡正する一つの有望な方法として...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...またこれらの誤謬を容易に匡(ただ)しあるいは避け得るために...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...即ち災害費(之は実は主として農村匡救費を意味する)は農村の地主を潤おわすものだということは世間の常識になっていると見ていい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...従って別に「農民」を匡救する費用を見積らなくてもいいように世間の一部は考えている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...貴族院を匡濟せむとせば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...右に挙げた罪悪の匡正方法については...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...」「大江匡(おおえただす)...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...有志者忍以此称其親也哉」と云つた如く俗を匡(たゞ)すに意があつたのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今に(いた)るまで誰(たれ)もこれを匡(ただ)さずにいる...
森鴎外 「渋江抽斎」
...【七一】匡救...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...この間も工学博士の井上匡四郎君に会った折...
柳田国男 「故郷七十年」
...そこで入江と井上匡四郎とが話し合い...
柳田国男 「故郷七十年」
...常にいわゆる匡正(きょうせい)を目的としておった...
柳田国男 「雪国の春」
...匡してやろうと思う」「でも...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索