...我は素より我心を以て汝が行を匡(たゞ)さんとせず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...職務柄にも似合はず何等匡正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...社會の病所を匡正することを希望する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...進んでそれを匡正してやるのです...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...また匡衡(まさひら)から数世の孫にあたる大江匡房(まさふさ)も『遊女記』というものを書いてこの沿岸のなまめかしくもにぎやかな風俗を述べ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...福日の恒屋匡介君だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...またこれらの誤謬を容易に匡(ただ)しあるいは避け得るために...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...にも拘らず「農村」を匡救すればそれがおのずから「農民」の匡救になるだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...同じく匡救に乗り出すにも...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...地方地方に適した土木匡救事業のための予算を臨時議会に提出するという...
戸坂潤 「社会時評」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...匡(ただ)し理(おさ)め磨(みが)いて...
中島敦 「弟子」
...わたくしは此に先づ一の大いなる錯誤を匡(たゞ)して置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...晋文匡扶(しんぶんきょうふ)の才なきを笑い...
吉川英治 「三国志」
...河内(かだい)の太守王匡(おうきょう)...
吉川英治 「三国志」
...孫匡(そんきょう)...
吉川英治 「三国志」
...孫策の弟にあたる孫匡(そんきょう)へ嫁入らせ...
吉川英治 「三国志」
...筆を呵(か)して――匡済(きょうさい)の忠はありといえども...
吉川英治 「三国志」
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