...職務柄にも似合はず何等匡正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...その誤謬を匡(ただ)し...
大隈重信 「日本の文明」
...船中には他の者を匡正してやる者が一人もいなかったからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...時を匡(たゞ)し道に順(したが)ひ...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...その事態を匡正する一つの有望な方法として...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...またこれらの誤謬を容易に匡しあるひは避け得るために...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...またこれらの誤謬を容易に匡(ただ)しあるいは避け得るために...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...云うまでもなく之は凶作匡救のための一つの根本対策の心算なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農山漁村の匡救などは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...而して閣下は啻に行政官廳の曠職を匡救する手段を取らざりしのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...内閣の失政を匡救するを為さずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...」「大江匡(おおえただす)...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一週間この利益なしと雖(いえど)も御老中その不都合を覚ゆることなきを得べしや」(『夷匡入港録』)...
服部之総 「尊攘戦略史」
...今茲(こんじ)大正六年に東大久保にある伊沢分家では徳五十九、母柏改曾能八十三、姉長(在福山津山碧山未亡人)六十四、子信匡十六、女(ぢよ)たかよ二十九、ちよ二十一、赤坂区氷川町清水氏寓伊沢又分家では信治二十一、母良六十二、姉その(清水夏雲妻)三十四、ふみ二十一、麻布鳥居坂町の宗家を継いだ叔父信平五十七である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...而して猶全國の同志と聯絡を取つて不當なる誤解を匡正し...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
...呉匡(ごきょう)も...
吉川英治 「三国志」
...匡房に倣(なら)って...
吉川英治 「私本太平記」
...匡(ただ)すべしだ...
吉川英治 「平の将門」
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