...平地の周匝(めぐり)には八萬六千坐を設け...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その二部分を接合させる棒が通りぬける為の横匝線が残るように...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...點けた許りの明るい吊洋燈(つるしランプ)の周匝(あたり)には...
石川啄木 「菊池君」
...其周匝(まはり)には粗末な木柵がらしてあつた...
石川啄木 「散文詩」
...周匝(あたり)には心地よい秋草の香が流れて居る...
石川啄木 「葬列」
...其周匝(めぐり)には五六人の男の児が立つて居て...
石川啄木 「葬列」
...女乞食の周匝(めぐり)に立つて居た児供(こども)の一人が...
石川啄木 「葬列」
...周匝(あたり)の木々の葉裏にはもう夕暮の陰影(かげ)が宿つて見えた...
石川啄木 「道」
...眼輪匝筋(がんりんそうきん)は豊かに肥え...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...トロイの城壁を三匝(さんそう)したとか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
樋口一葉 「われから」
...繞(えいじょう)数匝(そう)...
南方熊楠 「十二支考」
...獨自の意見と周匝なる批評とを忌憚なく發表する程の人であつたから...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...周匝(めぐり)に扇形の皿八枚を置いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...イジワル 同上フクロ 下総匝瑳(そうさ)郡フクラ 相模三浦郡即ち最後のフクラ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...隣の匝瑳(そうさ)郡にかけて別にまたジチリュウ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...下のモは必ず身を匝(めぐ)らせておるが...
柳田国男 「雪国の春」
...和気とか佐伯とか周匝(すさい)とかいう小さい村や部落を時々見るほかは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??