...薄暗い北向きの玄関には...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...二階の六畳を書斎にきめて、机は北向きに、書箱(ほんばこ)は壁につけて並べておいて、三尺の床は古い幅物(かけもの)をかけた...
田山花袋 「田舎教師」
...畑などの入り乱れた北向きの傾斜である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あの手摺は――北向きですから」「でも丁度土の上の跡に合ふ踏臺はあるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勝手は北向きにて師走(しはす)の空のから風ひゆうひゆうと吹ぬきの寒さ...
樋口一葉 「大つごもり」
...風は北向きに変わり...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...かへつて明るい北向きの窓に沿ひながら...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...北向きの窓には蝶番ひをつけた古雨戸が横になつて...
牧野信一 「剥製」
...北向きの留置場では花時でも薄暗く...
宮本百合子 「刻々」
...北向きに主人の座に対して来会者の親王がた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...北向きの小部屋に這入(はい)って...
森鴎外 「カズイスチカ」
...――窓は北向きで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――その部屋は北向きの四帖半で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一北向きの小窓のしたに机をすえて「松の花」という稿本(こうほん)に朱を入れていた佐野藤右衛門(とうえもん)は...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そこは北向きなので...
山本周五郎 「風流太平記」
...そこは一方が押入れになっている天井の低い八畳位の北向きの室(へや)で...
夢野久作 「鉄鎚」
...向うの北向きの一番左側の窓から這入って来たんだね...
夢野久作 「二重心臓」
...北向きの狭い軒から青葉の影が陰気にさしている十二畳の一部屋である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
