...いろいろの化け物を描(か)いたものである...
芥川龍之介 「支那の画」
...「化け物の正体見れば脚夫かな」とよみたるも滑稽(こっけい)であった...
井上円了 「おばけの正体」
...「化け物がいる」と叫んで逃げ込んだ...
井上円了 「おばけの正体」
...化け物は袋(ふくろ)の鼠(ねずみ)です...
海野十三 「崩れる鬼影」
...それとも甲虫の化け物だろうか」「どっちだか...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...もうかれこれ五六年になりますなあ」その化け物のような大蜘蛛は...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...このようなポオズだけの化け物...
太宰治 「創生記」
...髪は化け物のように乱れて...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...さだめて恐ろしく醜怪な化け物のように見える事であろう...
寺田寅彦 「柿の種」
...そうしてそうする事によって人間と化け物とは永遠の進化の道程をたどって行くものと思われる...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...オジブワやカドダーシュなんかの化け物のうちにも見られないことだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ありもしない化け物を怖がるとは理に合わない」村正のおじさんからからかわれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...大八車で運ばれてきた据え風呂桶の化け物みたいなこの一斗桝を見て...
正岡容 「圓太郎馬車」
...この化け物はおそろしく長い足をしていて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...小説という化け物はしらべ上げられない場合が...
室生犀星 「陶古の女人」
...貴様ごとき野猪(やちょ)の化け物と勝負はなさらない...
吉川英治 「三国志」
...あの化け物はなんだ」と...
吉川英治 「三国志」
...――源八、わしはそこへ跳び降りようと思うのだが、おまえは、降りて来たらわしを真二つに斬ろうとしているな」「ウム、小次郎の化け物、幾人(いくたり)でも降りて来い...
吉川英治 「宮本武蔵」
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