例文・使い方一覧でみる「匍」の意味


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...併し俺をして聖フランシスの疾驅して通つた足跡をよろめきながら、ひながら、跛をひきながら、蠢き行かしめるものは、曾てアツシジの聖人を驅つたと等しく、深奧に沈潛せむとする憧憬である...   併し俺をして聖フランシスの疾驅して通つた足跡をよろめきながら、匍ひながら、跛をひきながら、蠢き行かしめるものは、曾てアツシジの聖人を驅つたと等しく、深奧に沈潛せむとする憧憬であるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...嬰児は何処をあてどもなく匐(ほふく)する...   嬰児は何処をあてどもなく匍匐するの読み方
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」

...手に持ったピストルからスーッと白煙が(は)い出してくる...   手に持ったピストルからスーッと白煙が匍い出してくるの読み方
海野十三 「疑問の金塊」

...蟹(かに)の横(よこば)いのように壁際(かべぎわ)を滑(すべ)っていった...   蟹の横匍いのように壁際を滑っていったの読み方
海野十三 「空襲葬送曲」

...まるで生物のように此の室を(は)い廻ったんです」「ああ...   まるで生物のように此の室を匍い廻ったんです」「ああの読み方
海野十三 「崩れる鬼影」

...……お妙だったか……)半之丞は地面に(は)いまわりながら...   ……お妙だったか……)半之丞は地面に匍いまわりながらの読み方
海野十三 「くろがね天狗」

...その下からカーキ色の飛行服に身を固めた一人の人物が(は)い出してきた...   その下からカーキ色の飛行服に身を固めた一人の人物が匍い出してきたの読み方
海野十三 「地球盗難」

...――大隅学士は繁みの中からソロソロいだした...   ――大隅学士は繁みの中からソロソロ匍いだしたの読み方
海野十三 「地球盗難」

...血に塗(まみ)れた乱れ髪が数本蛇(へび)のように(は)っている...   血に塗れた乱れ髪が数本蛇のように匍っているの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...之は資本主義的な現象の内を匐するからであって...   之は資本主義的な現象の内を匍匐するからであっての読み方
戸坂潤 「認識論とは何か」

...必ず匐膝行(ほふくしっこう)して過ぎなければならないのである...   必ず匍匐膝行して過ぎなければならないのであるの読み方
中島敦 「南島譚」

...光線が下から(は)い上がるんだろう...   光線が下から匍い上がるんだろうの読み方
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」

...膝で床の上をいまわった...   膝で床の上を匍いまわったの読み方
久生十蘭 「墓地展望亭」

...彼の皮膚の上に(は)いまわるような気がした...   彼の皮膚の上に匍いまわるような気がしたの読み方
平林初之輔 「謎の女」

...今でも背中をゾクゾクいまわっている位よくわかった...   今でも背中をゾクゾク匍いまわっている位よくわかったの読み方
夢野久作 「道成寺不見記」

...我が文字の上を蜂(はち)の(は)ふに任せん...   我が文字の上を蜂の匍ふに任せんの読み方
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」

...予等は小松を移植した崖上の坂道を殆ど匐して登り...   予等は小松を移植した崖上の坂道を殆ど匍匐して登りの読み方
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」

...彼は私の肩に(は)い上がって来る...   彼は私の肩に匍い上がって来るの読み方
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」

「匍」の読みかた

「匍」の書き方・書き順

いろんなフォントで「匍」

「匍」の英語の意味

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