例文・使い方一覧でみる「匍」の意味


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...べそをかきながら又匐を続けて行く...   べそをかきながら又匍匐を続けて行くの読み方
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」

...其前には十七許りの職人が平蜘蛛の如く(へたば)つてゐる...   其前には十七許りの職人が平蜘蛛の如く匍つてゐるの読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...扉の上の欄間に隠してあった杉箸細工の棒切れをとりだすと、かねての手筈どおり、扉の下に腹い、棒切れをもった腕を空気穴から出して棒の先で壁を軽く叩きながら、腕金を探った...   扉の上の欄間に隠してあった杉箸細工の棒切れをとりだすと、かねての手筈どおり、扉の下に腹匍い、棒切れをもった腕を空気穴から出して棒の先で壁を軽く叩きながら、腕金を探ったの読み方
海野十三 「鍵から抜け出した女」

...路面(ろめん)を(は)いまわった...   路面を匍いまわったの読み方
海野十三 「疑問の金塊」

...石垣の横手から(は)いこんだ...   石垣の横手から匍いこんだの読み方
海野十三 「恐怖の口笛」

...路上一杯に(は)ってゆく...   路上一杯に匍ってゆくの読み方
海野十三 「空襲葬送曲」

...地に(は)い局舎を掩護物(えんごぶつ)にして...   地に匍い局舎を掩護物にしての読み方
海野十三 「空襲葬送曲」

...機械という機械の間を(は)いまわり...   機械という機械の間を匍いまわりの読み方
海野十三 「赤耀館事件の真相」

...四つ(ば)いに動物の真似(まね)でもしたいほどだった...   四つ匍いに動物の真似でもしたいほどだったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...それでも公は唯獨り草にひつつ逃れた...   それでも公は唯獨り草に匍ひつつ逃れたの読み方
中島敦 「盈虚」

...グニャグニャと身をくねらせて車室の空気の中を(は)いまわっているような気持さえしてくるのであった...   グニャグニャと身をくねらせて車室の空気の中を匍いまわっているような気持さえしてくるのであったの読み方
中島敦 「斗南先生」

......   の読み方
野口雨情 「都会と田園」

...四つんひになつてひ廻り...   四つん匍ひになつて匍ひ廻りの読み方
葉山嘉樹 「井戸の底に埃の溜つた話」

...彼の皮膚の上に(は)いまわるような気がした...   彼の皮膚の上に匍いまわるような気がしたの読み方
平林初之輔 「謎の女」

...土嚢を翳して匐することは辞せない...   土嚢を翳して匍匐することは辞せないの読み方
森鴎外 「あそび」

...それでも足りなけあ俺から先に汽鑵(かま)の中へ(は)い込むんだ...   それでも足りなけあ俺から先に汽鑵の中へ匍い込むんだの読み方
夢野久作 「難船小僧」

...敷石の上を(は)いながら...   敷石の上を匍いながらの読み方
夢野久作 「巡査辞職」

...そして大きな画架、青い天鷺絨張りのモデル台、卓(たく)、置暖炉(おきストオブ)、花瓶(はながめ)、肱掛椅子(フオオトイユ)、いろ/\の椅子、紙片、画布(トワル)、其等の物が雑然と人り乱れ、麝香撫子と、絵具と、酒と、テレピン油(ゆ)とが匂ひの楽(がく)を奏(ジユエ)する中(なか)に、壁から、隅々(すみ/″\)から、友の描(か)いた衣(きぬ)を脱がうとする女、川に浴する女仰臥の女、ふ女、赤い髪の女、太い腕(かひな)の女、手紙を書く女、編物をする女、そして画架に書きさした赤い肌衣(コルサアジユ)の女、其等の裸体、半裸体の女等と、マントンの海岸、ブルタアニユの「愛の森、」ゲルンゼエ島の牧場、村道、岩の群(むれ)、グレエの森、石橋、其等の風景と、赤い菊、赤い芍薬、アネモネの花、薔薇、林檎と蜜柑、梨、其等の静物とが見とれる如く、あまえる如く、誘(さそ)る如く、熱い吐息(といき)を彼れに投げ掛ける如く、彼れの一挙一動に目を放さぬ如く、我が美くしいナルシスの画家を取巻いて居る...   そして大きな画架、青い天鷺絨張りのモデル台、卓、置暖炉、花瓶、肱掛椅子、いろ/\の椅子、紙片、画布、其等の物が雑然と人り乱れ、麝香撫子と、絵具と、酒と、テレピン油とが匂ひの楽を奏する中に、壁から、隅々から、友の描いた衣を脱がうとする女、川に浴する女仰臥の女、匍ふ女、赤い髪の女、太い腕の女、手紙を書く女、編物をする女、そして画架に書きさした赤い肌衣の女、其等の裸体、半裸体の女等と、マントンの海岸、ブルタアニユの「愛の森、」ゲルンゼエ島の牧場、村道、岩の群、グレエの森、石橋、其等の風景と、赤い菊、赤い芍薬、アネモネの花、薔薇、林檎と蜜柑、梨、其等の静物とが見とれる如く、あまえる如く、誘る如く、熱い吐息を彼れに投げ掛ける如く、彼れの一挙一動に目を放さぬ如く、我が美くしいナルシスの画家を取巻いて居るの読み方
與謝野寛 「梅原良三郎氏のモンマルトルの画室」

「匍」の読みかた

「匍」の書き方・書き順

いろんなフォントで「匍」

「匍」の英語の意味

「匍なんとか」といえば?  


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老いの身   太鼓   常識家  

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