...神に於いて萬物を包容する愛の生活を送る事にあるらしい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...もつと全人類を包容する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分達のやうな鈍根な者がどうして愛に於いて他人を包容する事が出來よう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...他人を包容する愛が自我獨存の悲痛(又は寂寥又は自恣又は斷念)かにあらずして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...假令愛に於いて他人を包容する努力は絶望的だとしても俺は猶此悲壯なる努力の道を選ぶ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...客觀性の要求は愛に於いて他人を包容するに非ざれば徹底的に滿足する事が出來ないからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...之を包容する所の形式は...
高木敏雄 「比較神話学」
...敵さえ包容する大度量ともなる...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...群小を包容する韓魏公に類し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然し連続的な推移を包容するには...
豊島与志雄 「二つの途」
...一棟に四十家族も包容する大家族主義が現に行われていますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...廣義の語意では拍子と旋律との兩屬性を包容する...
萩原朔太郎 「青猫」
...政治的に反対の見解をも包容することを意味しないのである...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...遥かにより大なる人口を包容するに足りなかったのであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...増加し行く人口をこれ以上包容する余地がなくなるにつれ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いっさいを包容する浄福の国よ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...園に田地を包容するようになったのは...
柳田國男 「垣内の話」
...宇宙の大をその内に包容するごときものであって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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