...ただ真理を包める人為的附加物(じんいてきふかぶつ)は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...しかし木部という事を先方からいい出すまでは包めるだけ倉地には事実を包んでみようと思って...
有島武郎 「或る女」
...それで包める位の大きさに御飯をにぎります...
石川欣一 「山を思う」
...覺束(おぼつか)なき朝夕(あさゆふ)を過すも胸に包める情の露のあればなり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...風呂敷に包めるを...
太宰治 「喝采」
...大きいものも小さいものも一枚で包める...
種田山頭火 「行乞記」
...考えると苦しくなる」胸にひそかに恋を包める青年の苦しさというような顔を郁治はして見せた...
田山花袋 「田舎教師」
...牛皮もて包める盾を腕のばし胸より隔て身を蔽ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は男性的氣象を以て其謹愼の天分を包めるを異りとするのみ則ち彼は三條岩倉二公を調和したる資質を具へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は男性的気象を以て其謹慎の天分を包めるを異りとするのみ則ち彼は三条岩倉二公を調和したる資質を具へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...包める中を照らさねば...
夏目漱石 「薤露行」
...私は一場(いちじょう)の茶話(さわ)だと思っていましたが上等のアイスクリームは全く紙へ包めるものでしょうか」お登和嬢「オホホ紙へ包むどころでありません...
村井弦斎 「食道楽」
...或はその包めるところ何の思想をもなさゞることあり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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