...「だって死骸を水葬する時には帆布か何かに包むだけだろう?」「だからそれへこの札をつけてさ...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...包むにあまりて音(ね)に出でぬ...
泉鏡花 「海城発電」
...土手であい今はなにをか包むべき土手で逢いどこへどこへと手をひろげ女房に土手であったは百年目きわめてかんたん明瞭な推理で結論が出る...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...その岩塊の頭を包むヴェールのように灰砂の斜面がなめらかにすそを引いてその上に細かく刺繍(ししゅう)をおいたように...
寺田寅彦 「小浅間」
...という意味は一定の境界を以て包むこと...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...根本中堂で、島津家長久の大護摩を焚き、そして、自分等も、いささか心得ているから、四明ヶ岳で、兵法の修法をしたいから、余人を禁じてもらいたいといって、金を包むと、すぐ快諾して、僧侶が二人、見張役として、案内役として、ついて来てくれることになった...
直木三十五 「南国太平記」
...人目を包む風呂敷に蔵(かく)してなおさらに疑(うたがい)を路上に受くるような気がする...
夏目漱石 「虞美人草」
...悲しかつたさつきのことも今は何となくなつかしさが湧く……その二つの心をフウワリと包むだ夢心地...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...これはその包むが如き花弁の開くときポッと音がする様に想わるる迷誤より来ったる説で...
牧野富太郎 「植物記」
...ニコラウス・クザーヌスの「かくて今即ち現在は時間を包む」Ita nunc, sive praesens, complicat tempus といふ有名な言葉にあつても...
三木清 「歴史哲學」
...そして自分の今の身の上を哀つぽく悲しい空氣で包む事によつて...
水野仙子 「道」
...(b)屈伸自在の金属の鎧はその包む四肢の生命を帯びるにや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恥を包む戯語であろうと思う...
柳田國男 「食料名彙」
...思ってもよろしゅうございましょうか」孝之助は包むような眼をして頷いた...
山本周五郎 「竹柏記」
...包むような情味を感じさせた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...全身を包む苦痛に縛られて動く事が出来ない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼を包む廊下の壁には...
横光利一 「上海」
...部落を包む数万の敵も...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の有原航平さん: ソフトバンクから日本ハムに復帰し、背番号74を選択。 ⚾
- スキー選手の葛西紀明さん: ノルディックスキー・ジャンプのレジェンドで、W杯出場回数のギネス記録保持者。🏂
- アナウンサーの久米宏さん: 報道番組に革命をもたらした伝説のスターアナウンサー肺がんのため死去📺
