...包むにあまりて音(ね)に出でぬ...
泉鏡花 「海城発電」
...若殿の眞情を思へば兎の毛の先の塵ほども包むべきにあらねばとて...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...抑え難き憂愁を包む身の...
伊藤左千夫 「春の潮」
...X塗料のような安全な材料で包むのでなければ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...深々と身を包む長椅子のクッション...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...周囲を包む暗黒の中から必然的に生れ出たもののように思える...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...人間を包む窒息しそうな濁った熱っぽい空気を今はじめて気がついたともいえよう...
中井正一 「蓄音器の針」
...秋の菓物杉深き溪を出で行けば草山の羊齒の黄葉に晴れ渡る空鹽谷のや馬飼ふ山の草山ゆ那須野の霧に日のあたる見ゆ(下野鹽原の奥)山梨の市の瀬村は灯ともさず榾火がもとに夜の業すも(多摩川水源地)瓜畑に夜を守るともし風さやり桐の葉とりて包むともし灯黄葉して日に/\散ればなり垂れし庭の梨の木枝の淋しも二荒山いまだ明けねば關本の圃なる梨は露ながらとる羇旅雜咏八月十八日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...いよ/\帰ることになると衣物を包む風呂敷もない...
長塚節 「隣室の客」
...広場を包む万歳の声はこの時四方から大濤(おおなみ)の岸に崩(くず)れるような勢で余の鼓膜(こまく)に響き渡った...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...いばりたいというような望みを包む...
新渡戸稲造 「自警録」
...菊屋の同勢を押し包むやうに揉んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中屋を包む空氣には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これはその包むが如き花弁の開くときポッと音がする様に想わるる迷誤より来ったる説で...
牧野富太郎 「植物記」
...私は一場(いちじょう)の茶話(さわ)だと思っていましたが上等のアイスクリームは全く紙へ包めるものでしょうか」お登和嬢「オホホ紙へ包むどころでありません...
村井弦斎 「食道楽」
...胃の熱に逢って外(ほか)の物を引包むから酸類の中毒には応急手当として生玉子を飲む...
村井弦斎 「食道楽」
...良人を包むようにした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...細部を包む陰影(いんえい)は奥行(おくゆき)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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