例文・使い方一覧でみる「包む」の意味


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...外界は謂(い)わばお前の皮膚を包む皮膚のようになっている...   外界は謂わばお前の皮膚を包む皮膚のようになっているの読み方
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」

...化粧の香い……そしてそれらのすべてを淫(みだ)らに包む黄色い夜の燈火...   化粧の香い……そしてそれらのすべてを淫らに包む黄色い夜の燈火の読み方
有島武郎 「星座」

...若殿の眞情を思へば兎の毛の先の塵ほども包むべきにあらねばとて...   若殿の眞情を思へば兎の毛の先の塵ほども包むべきにあらねばとての読み方
伊藤左千夫 「古代之少女」

...「幾ら位包むだものでございませう...   「幾ら位包むだものでございませうの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...私はその雪白の布(きれ)が私の身体を包むのを見るにつけ大(おおい)に愉快だと思った...   私はその雪白の布が私の身体を包むのを見るにつけ大に愉快だと思ったの読み方
高浜虚子 「漱石氏と私」

...その生活を包むものに花鳥風月がある...   その生活を包むものに花鳥風月があるの読み方
高浜虚子 「俳句への道」

...凄き武裝に身を包む...   凄き武裝に身を包むの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...春の懶(ものう)さで人を包む...   春の懶さで人を包むの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...室(へや)を包む影法師が床(とこ)を離れて遠退(とおの)くに従って...   室を包む影法師が床を離れて遠退くに従っての読み方
夏目漱石 「思い出す事など」

...それを包む肝腎(かんじん)の人間の心持(こゝろもち)の色合(ニユアンス)や...   それを包む肝腎の人間の心持の色合やの読み方
南部修太郎 「三作家に就ての感想」

...古川柳に「土手で逢ひどこへ/\と手をひろげ」「土手で逢ひ今は何をか包む可き」その「土手で逢ひ」である...   古川柳に「土手で逢ひどこへ/\と手をひろげ」「土手で逢ひ今は何をか包む可き」その「土手で逢ひ」であるの読み方
正岡容 「大正東京錦絵」

...ニコラウス・クザーヌスの「かくて今即ち現在は時間を包む」Ita nunc, sive praesens, complicat tempus といふ有名な言葉にあつても...   ニコラウス・クザーヌスの「かくて今即ち現在は時間を包む」Ita nunc, sive praesens, complicat tempus といふ有名な言葉にあつてもの読み方
三木清 「歴史哲學」

...温室の窓のように若々しく汗をかいた硝子戸の此方にはほのかに満開の薫香をちらすナーシサス耳ざわりな人声は途絶えきおい高まったわが心とたくましい大自然の息ぶきばかりが丸き我肉体の内外を包むのだ...   温室の窓のように若々しく汗をかいた硝子戸の此方にはほのかに満開の薫香をちらすナーシサス耳ざわりな人声は途絶えきおい高まったわが心とたくましい大自然の息ぶきばかりが丸き我肉体の内外を包むのだの読み方
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」

...この間包む前パラパラとくって見て...   この間包む前パラパラとくって見ての読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...斜に立つてゐる壁を包む...   斜に立つてゐる壁を包むの読み方
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」

...両手で湯呑を包むように持って続けた...   両手で湯呑を包むように持って続けたの読み方
山本周五郎 「ちくしょう谷」

...モルヒネをきっかり三時間後に利かせるように包むカプセルや...   モルヒネをきっかり三時間後に利かせるように包むカプセルやの読み方
夢野久作 「暗黒公使」

...光明なる表面は暗黒なる罪悪を包む...   光明なる表面は暗黒なる罪悪を包むの読み方
和辻哲郎 「霊的本能主義」

「包む」の読みかた

「包む」の書き方・書き順

いろんなフォントで「包む」

「包む」の英語の意味


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