...それに包み得る物はすべてひっくるむ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その紙包みは帆村の手を離れて...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...まっ黒な毛のシャツとズボンで包み...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...わしも無言で金の包みを手渡ししました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...又その厨子を包みたる紙を見ればやさしき女文字の文なり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...わずかなシャツや着物や多少の化粧品を包みにして携えることを許され...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それらの者の姓名もお包みなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...包みを解いて取り出した貸本の二冊...
中里介山 「大菩薩峠」
...現実とは我々を包み...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...見知らない赤いメリンスの風呂敷包みが部屋の隅に転がっていて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...頭からつま先まで銀灰色のドレスに身を包み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...私が行けないから小包みばかりがノロノロと道中して行くのかと思うと気がもめますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白粉と女の匂いが彼を包み...
山本周五郎 「青べか物語」
...治兵衛にこれを渡してくれ」登は紙包みを袂に入れて立ちあがった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...なにか包みを抱え...
山本周五郎 「さぶ」
...ここという金のなる木があるのでな……まずザッとこれ程じゃ」と笈(おい)の中の包みを開いて...
吉川英治 「剣難女難」
...この若者の持物らしい旅包みと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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