...別に小さな包みにしたものに対する運賃請求書には三百ポンドと書かれ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...机の引出の中に抛りこんで置いた昨夜の事件の証拠物件と深夜の市長の手紙とが入っているボロ布包みだった...
海野十三 「深夜の市長」
...かき廻すのよ」四郎は紙包みを開いて...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...彼は例の紙幣の束だけを風呂敷(ふろしき)包みにして...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...まんいちそんなふろしき包みが見つかるようなことがあれば...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...鞄はまだ恐ろしい秘密を包みおほせてゐた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...そしてその急須を両手で包みこむようにしてしばらくじっとしていたのち...
高見順 「いやな感じ」
...卓子(テーブル)の端に載っている紙包みを開いて見せた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...お礼の包みの中に二十円はいっていましたよ...
豊島与志雄 「反抗」
...風呂敷包みを手にしてこの家から出ていく自分の姿が...
豊島与志雄 「反抗」
...一本の赤旗と一包みの弾薬と三百のピストルの弾丸とを拾った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「では――」名越左源太は、右手を、後方へ廻して、包み物をとって、膝の上へ置いた...
直木三十五 「南国太平記」
...抱えて来た小箱の包みを解いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...絵本と果物とを入れた紙包みを落すまいとして...
火野葦平 「花と龍」
...カレーパンというのは、カレーライスの上にかかっている、カレー汁を、パンで包み、それを、ドーナッツの如く揚げてあるのだが、兎(と)に角(かく)これが十円は安い...
古川緑波 「駄パンその他」
...その包みを中に入れると...
水野葉舟 「遠野へ」
...包みを持って立ちあがった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そして王が持っていた御用包みの何かまで小脇にはさんで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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