...直ちに行李の中から眼ぼしい衣類全部を包み出して質屋に飛び...
石川三四郎 「浪」
...唖(おし)のやうに黙つて荷物を包みにかゝつた...
薄田泣菫 「茶話」
...包み荷につめて旅行をしている老紳士だと考える...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...問題の筥を香染めの布に包み...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時男さんはお菓子の包みを手にしたまゝ...
土田耕平 「時男さんのこと」
...抑え切れぬ愛情で足を蹴ったりが続く! 包みが拡げられる度に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...私はゐたたまらずに門のところへいつて扉の陰からうかがつてたらやがて坂のうへから包みをかかへてくるのがみえたのでやつとひとまづ胸をなでおろした...
中勘助 「銀の匙」
...女が置いて行った包みを開いてみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人で飮まうぢやねえか?」「さうもしてられないけど……一杯位つきあひます」祖父は美津江から風呂敷包みを取つて...
林芙美子 「雪の町」
...一万円の包みを受取ると...
原民喜 「災厄の日」
...何も包み匿しすることあない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...唯一寸妹たちがあなたに置いて行つた小さな包みを持つて來て上げたゞけです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...小さいトランクにふろしき包み一つ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一包みこしらえて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その御飯が冷めた時魚の大きさに準じて御飯を固く手で握って魚の身を上へ載せそれを竹の皮へ包みますが包むばかりではよく締(しま)りませんからその上を竹の皮の細いので三か所ほど縛って固く締めるほど良いのです...
村井弦斎 「食道楽」
...今夜柳島の妙見へ」包み切れぬ喜悦...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...その相手が持っている黒い包みの中味ばっかりは知っていよう筈がない……だから自分の経営しているビルデングから出て来た怪しげな浮浪人を咎(とが)めるくらいのつもりでいるのじゃないかしら……と考えているうちに...
夢野久作 「ココナットの実」
...その片手に眼の前の新聞の包みを引き寄せて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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