...今から一人宛(あて)米二合八勺として十月一日までの数量以上を持っているものは...
犬田卯 「米」
...家の内容 家屋木造平屋十二坪七合五勺但し右家屋の権利書は現在不破数馬保管の為今後上記権利書に関する一切の問題に関しては不破数馬と陳根頑との間に於て解決す一...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...一食何合何勺ときまっている飯の塊を...
大杉栄 「獄中記」
...一食一合七勺の飯を一粒も残さず平らげて...
大杉栄 「獄中消息」
...一合五勺買へば十分二合くれる...
種田山頭火 「行乞記」
...卵酒を一合五勺ほど...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...脳漿一勺(のうしょういっせき)の化学的変化はとにかく意志の動いて行為となるところ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...両に二斗の米(米価は此時百文に二合八勺まで騰(あが)りました)が食えるものか食えねえものか」「――――」権次は暗然と声を呑みました...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...自分は五勺(しゃく)飲むのがきまりであるが...
正岡子規 「酒」
...微妙な形で中野重治の「五勺の酒」にあらわれている...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...一人一日私たちの職業で二合五勺です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...牛乳を五勺ゼラチンを七枚入れて煮て水へ入れ冷して少し固まりかけた処(とこ)ろへ泡立てた白身を三つ交ぜてすっかり固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...桜飯は米一升に上等の醤油(しょうゆ)四勺(しゃく)と上酒(じょうしゅ)八勺と水との割で炊いた御飯です...
村井弦斎 「食道楽」
...それを深い鍋へ移して前の牛肉を加えて混ぜて塩で味加減をしておよそ四十分間も弱い火で煮た処へ五勺の牛乳を加えてまた三分ほど火の上へ置きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第四十六 米のプデン(焼くもの)これも前の通りに御飯大匙二杯を一合の牛乳で煮ますがベシン皿へ入れる時また五勺ばかりの牛乳を加えて砂糖二杯と香料と玉子の黄身は大きければ二つ小さければ三つ位入れて混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...小売百文に付三合五勺になつた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...ホンの五勺(しゃく)ばかり冷(ひや)のまま飲んで眠ったせいか...
夢野久作 「木魂」
...二合五勺まで飲んだが鼻血が出ちまってあとの二合が飲めなかった...
吉川英治 「醤油仏」
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