...「勺水共飲蓬莱客(しゃくすいともにのむほうらいのかく)...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...一人の人間が一時間に約六千リツトル(一リツトルは五合五勺)要る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...当時大阪では「なでさん」がマッサージ師で「こなから」が二合五勺のことであるのを初めて知った...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...飮めない酒を晩酌に五勺ばかりづつ飮むと云つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...赤い液体を五勺(しゃく)程も飲んでしまった...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...一食一合七勺の飯を一粒も残さず平らげて...
大杉栄 「獄中消息」
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豊島与志雄 「北支点描」
...冷酒(ひやざけ)を五勺ほどきゆうとあふる...
林芙美子 「晩菊」
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正岡容 「大正東京錦絵」
...そこで別に取分けてある上等のスープの中へ鳥の漉した肉七分に米三分の割合で入れて塩胡椒で味をつけて牛乳を五勺ほど加えてドロドロに煮る...
村井弦斎 「食道楽」
...モカといって珈琲の上等を濃く出して五勺(しゃく)ばかりと牛乳を一合...
村井弦斎 「食道楽」
...バニラ小匙一杯半ナットメッグの摺(す)り卸(おろ)したのを一つの四分の一と牛乳八勺(しゃく)ばかりよく混ぜて粉砂糖即ちパウダシュガーを大匙三杯入れてその中へ篩った粉と肉ずく少しとを加えてよく捏(こ)ねて板の上で展(の)して手で小さく円(まる)めても好きな形(かた)ちにしても構いません...
村井弦斎 「食道楽」
...第四十六 米のプデン(焼くもの)これも前の通りに御飯大匙二杯を一合の牛乳で煮ますがベシン皿へ入れる時また五勺ばかりの牛乳を加えて砂糖二杯と香料と玉子の黄身は大きければ二つ小さければ三つ位入れて混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...此月備後及備中に於て込高(こみだか)共一万千七百六十六石一斗二合七勺九秒を給せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「翌暁迄二勺不足之は通じ十一度有之...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...天保四年は小売米(こうりまい)百文に五合五勺になった...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...酒は昨日一人四勺ほど(つまり寝てる子(三村伸太郎 宛)(五)を起こすほど)貰った...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...一合五勺減(しゃくべ)りの小桝となった...
吉川英治 「三国志」
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