...陸に海に立てたる勳(いさをし)とぞ歌ふなる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...例(たと)へば阿蘇(あそ)の建磐龍命(たけいはたつのみこと)は正二位勳五等(しようにいくんごとう)にのぼり...
今村明恒 「火山の話」
...いかめしい勳章を帶びた軍人といふ職工を動かせばいい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...宗教的勳功の持主であつたかはまだ好く知られないが...
橘樸 「支那を識るの途」
...アカイア族に勳功の至上のものを齎らしぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...*ユウリスチュウス命じたる役に惱める彼の子を屡助け救ひたるわが勳勞を顧みず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その眼前に勳功をたてよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外人をして驚嘆の聲を放たしめたる小泉八雲の文勳は永くわが國民の景仰と感謝の對象たるべく...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...終始善く皇上の御信任を全うして頭等元勳の待遇を受けたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...維新の元勳諸公は總て立憲政治の必要を認めて居つたのである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...統御の器彼れが歐洲より歸るや、久しからずして帝國議會開會せられ、彼れは憲法より與へられたる特權に依りて貴族院の一席を占めたり當時貴族院には、或は學識を以て、或は勳功を以て、或は閲歴を以て、既に世に聞えたる先輩の士甚だ多くして、彼れは恰も大人群中の小兒の如き觀ありき則ち誰れか此小兒が大人を統御し得るの器を具へたるを知るものあらむや此を以て時の貴族院議長伊藤博文が、偶々故ありて自ら事を觀る能はざるに際し、彼れを假議長として指名するや、滿場皆其意外に驚かざる莫く、中には冷笑を以て彼れを迎へたるものありしと雖も、彼は何の遲疑する所なくして議長の椅子に就きたり滿場は再び意外の感に打たれたりき何となれば彼れの安詳沈着たる態度明敏果斷なる處置は、自然に議長たるの伎倆を示したればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...廿八年陞叙勳五等...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...殊勳の二水夫に押へられたナポレオンが再び島のカヌーで船に連れ戻された時...
中島敦 「環礁」
...七萬石(ひちまんごく)の先祖(せんぞ)が勳功(くんこう)に對(たひ)し...
樋口一葉 「曉月夜」
...或は勳章の法を設け...
福沢諭吉 「帝室論」
...少し眼のある者は元勳がどれ位無能力かといふ事大臣は廻り持にて新聞記者より大臣に上りし實例ある事位は承知致し説き聞かせ候へども田舍の先生は一向無頓着にて不相變元勳崇拜なるも腹立たしき譯に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...彼の祖母はこの寫眞に彼の勳章と...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...どう生きてゆくかと思つてさ」明治の元勳などは...
吉川英治 「折々の記」
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