...ジャスパ・ミーク勲士かペンローズ・フィッシャなり...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...父の数度の勲功に募り...
太宰治 「右大臣実朝」
...父のアウレル帝時代に海外に輝した赫々(かっかく)たる武勲を敬仰して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...二年ばかり前、仏蘭西(フランス)へ行ったついでに、北欧三カ国へも足を延ばして丁抹を訪れ、警視庁から頼まれたこともあって私が同嬢とも、しばしば会談する機会を持った時のことであったが、コペンハーゲン市の山の手ニュールンベルグ街(ガーデ)端(はず)れの、有名なゲンテフテの森に近い嬢の家へ行くと、応接間の暖炉棚(マントルピース)から右側の壁を埋めた、飾り戸棚の中一杯に、政府や個人会社等から贈られた、勲章、賞牌(しょうはい)、徽章(メダル)等が無造作に押し込んである...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...銀の勲章でございましょう...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...なんとなればかの陸海軍の制はその先着の勢力をばその人一世一代に限りあるいはその孤子寡婦〔すなわち爵位・勲章・年金〕に限ることあるもわが封建社会はこれを拡げてその末世末代までも及ぼしたるものなればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然るに親族の中今日上院の議員となり居れる何某の如きは墓石に位階勲等を記入せんとし又某県の知事を勤めいたる何某の如きは某寺の僧より内々頼込まれたる事でもありしと見え家翁の平素より釈氏を好まざりし事を知りながら仏葬せよといいたる事なぞあり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...児どもは砂遊びや水遊びをするためにいたづら着をつけてべんりである紳士は善いことを成就すべく勲章や羽織をまとふて立派である...
仲村渠 「服装」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...仮にも勲爵を身につけている以上...
久生十蘭 「湖畔」
...帰ったら勲章をやる」秀陳は椅子から飛び上り...
久生十蘭 「魔都」
...聞く彼は近年細君のお蔭にて大勲位侯爵の幇間(ほうかん)となり...
福田英子 「妾の半生涯」
...第五等勲爵士(2)C・オーギュスト・デュパンの性格の非常にはっきりした特徴をいくつか描こうとしたときには...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...勲章の授与がただ武徳の考察のみによってなされはしなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんなに少ししか我々まで伝わっていないとは!(b)僅かなる風辛うじて彼らの勲功を我らのもとに吹きおくるのみ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...首尾よく妻女山の本拠を窺(うかが)ってきたという殊勲者であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...何の勲(いさお)だになく...
吉川英治 「三国志」
...位階勲等が勤続年数の表示であるように...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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