...夫人を安置し勧請(かんじょう)するものを聞くこと稀(まれ)なり...
泉鏡花 「一景話題」
...これは新羅の牛頭山に在ます素盞嗚(スサノオ)尊を勧請して祭ったともいう...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...従来のお堂をとりひろげて勧請(かんじょう)し...
中里介山 「大菩薩峠」
...山城国稲荷山をうつして勧請(かんじょう)したというのだが...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...虎の御門そとの京極能登守の上屋敷へ讃岐(さぬき)から勧請(かんじん)した金比羅さまがたいへんに繁昌する...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ここもやっぱり金比羅勧請の...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...京極能登守さまのお先代がお屋敷に金比羅さまを勧請なさいましたとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...天照皇太神ほか二神を勧請し...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...その法典編纂の委嘱または諮詢(しじゅん)を勧請した事は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...一もベンサムの勧請に応じなかったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...且つその委託を勧請したけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この小祠に勧請(かんじょう)した六柱の神々こそが...
本庄陸男 「石狩川」
...ねずとは大黒天神を勧請しけるにや...
南方熊楠 「十二支考」
...そこに新たに勧請(かんじょう)した神々も多くなり...
柳田国男 「年中行事覚書」
...子供たちがいつまでも烏勧請の遊戯を覚えていて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...仏教の側援(そくえん)ある中央の大社を勧請(かんじょう)する方に傾いていたらしく...
柳田国男 「山の人生」
...恵比須(えびす)様の御勧請(ごかんじょう)に到るまで...
夢野久作 「爆弾太平記」
...李(りかく)や郭(かくし)に会って兵をやめるよう勧請(かんじょう)してみる――と...
吉川英治 「三国志」
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